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樹くんと放課後の誰もいない教室で話すのが日課になった。
最初は帰ろうとしたら止められて…を毎日だったんだけど、最近では私も楽しいから樹くんが来るのを待っていたりする。
話すのはほんとにくだらないこと、
まるで翔太とベランダで話していたみたいな
樹「Aちゃん手ちっさいな」
テスト勉強をする私の手を見てそう呟く
「ははっ、ちっせえ〜」と笑いながら合わせた手をぎゅっと握られて
樹「この小さな手は樹くんが守ってあげよう！」
と得意げにいう樹くんがちょっと可愛くて思わず笑う。
樹「ん、笑った。そろそろ帰ろうぜ」
樹くんの手が私の顔をぷにぷにとつつく。
樹くんは私の元気がないことに気づいてくれていたらしい。
帰り道、ずっと繋がれたままの手
私が元気がない理由は樹くんも関係してるんだよ。
樹くんといると楽しくて、今だって繋がれた手が嬉しいのに
好きかわからないんだ。
隣の部屋の鍵が開く音にも、時々開くベランダの音にもいちいちドキドキしてしまう。
廊下ですれ違う翔太を目でおってしまう。
樹「なにまた悲しい顔してんの、」
樹くんといるのに翔太のことを考えてしまう。
最低だ私。
樹「ゆっくりでいいからさ。」
だけど欲しいときに求めてる言葉をくれる樹くんにドキドキしないはずがないんだ。
今だって振り返ってニコッて笑って、私の不安を取り除こうとしてくれる。
樹「ほらもう下向いてないの…‥
いや、待って」
俯いて歩く私に気づいた樹くんが声を掛けてくれて前を向こうとすれば
視界は樹くんでいっぱいになった。
『え、樹くん？どうしたの？』
急に抱きしめられていたのだ。
顔を必死にあげようとするのに頭を抑えられてぎゅっと樹くんにくっつけられる。
『樹くんっ…！どうしたの…』
樹「ちょ、あの、今は！！」
道の真ん中で抱きしめられているという状況は私には難易度が高すぎる
恥ずかしさから早く抜け出そうとぐっと力を入れて少し離れたところで見えた景色
翔太と彼女さん
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名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
