伍拾捌頁─異能ト疑イ 3─ ページ5
部屋中に広がる花特有の甘い香り。
その匂いの発信源はすぐに見つかる。
Aの手には先ほどまで無かった筈の紫色の花があり、それは今までに見たことが無いほどに綺麗で美しかった。
「これがAの異能か？」
『はい、そうですが太宰さんに聞いていなかったのですか？』
「あぁ、それが────｣
「まぁね。実際に見たほうが判りやすかったでしょ？」
彼女の問いかけに答えようとする俺に太宰が被せてくる。
その顔はとても生き生きとしており、思い出したくもないあの時の太宰によるタクシー運転後とよく似ていた。
『太宰さん、機嫌は直りました？』
「あぁ、勿論。A自ら藤の花を咲かせてくれるなんて！是非とも私と心中をッ！」
『それは勘弁です。絞め殺しますよ？』
「窒息死は......いや、それもありかな」
顎に手を当ててブツブツと呟く太宰。
絞め殺すと云われているにもかかわらず、怯えるどころかその顔には笑みが浮かんでいた。
この男の思考は二年間共に仕事をしていても全く理解が出来ん。
今後そうなる可能性も砂粒程度すら想像が出来ない。
現にAも奴のことを冷たい目で見ているではないか。
『......太宰さん、お一人でどうぞ』
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煉華☆(プロフ) - 書いたつもりだったのですが(；・∀・)中也さんはもう少し夢主と絡ませる予定です！コメントありがとうございました！ (2017年2月13日 10時) (
レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - 名無しさん» こんにちは(*^^*)やっぱり分かりにくかったですかね？何故かシリーズ化しないんですよ...。説明欄から行けるようにURLを貼っているのですが、また今度見えやすいようにしておきますm(_ _)m お、気づいてもらえましたか！自分では気づくか気づかないかくらいの色で (2017年2月13日 10時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こんにちは。part1が分かりづらくちょっと大変でしたが、最初から最後まで読ませてもらいました(^ー^)最新話の夢主の「…馬鹿」がもう可愛すぎ！これからも頑張ってください！ (2017年2月11日 15時) (レス) id: 23590d66be (このIDを非表示/違反報告)
鈴燈輝葵(プロフ) - 煉華☆さん» 双黒大好きなので楽しみです♪ (2017年1月9日 2時) (レス) id: 2f068cebfc (このIDを非表示/違反報告)
ふぅり(プロフ) - あ、ほんとだ、すみません、！！！フォローさせていただきます！(｀・ω・´)ゝ (2017年1月8日 15時) (レス) id: d25cb7c6f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煉華 | 作成日時：2016年12月7日 19時
