陸拾肆頁─懐カシイ顔 2─ ページ11
「〜ッ！す、すみませんッ！｣
『い、いやそこまで謝らなくていいよ。逆にこっちが困るからさ』
弾き飛ばされたような速さでAから離れる敦。
彼女は戸惑いながらも胸の前で手を振り、彼を心配させないように云った。
その言葉を聞いて敦は恐る恐る顔を上げる。
『第一、昔は太宰さんもよく飛び込んできてたし』
「...え？｣
「A、誤解を生むようなことを云わないでもらえるかな。ほら、敦君は国木田君の手伝いでもしてきなよ｣
｢は、はぁ...｣
これまた別の意味で困惑した様子の敦に、太宰は｢詳しい事は後から話すから｣と半ば強引に部屋の外へと押し込んだ。
ここだけの話、先程の件は戦闘訓練でのことだったりする。
そのことを敦が知って安堵するのはまだまだ先のことだ。
『折角面白くなりそうだったのに......』
ブツブツと呟きながら部屋に入ってくるAに紅葉は小さく笑った。
｢相変わらずじゃなAは。その賢い頭をもっと違う事には使えんのか｣
『久方ぶりですね姐さん。残念ながらそういうことは苦手でして。それにしてもさっきのは良かったなぁ〜。もう絶対に来ないですよ、あんな機会！』
質問に答えながらもさらりと話を変えるA。
その様子も紅葉は懐かしく思い、また笑いをこぼす。
三年前────彼女がまだポートマフィアに居た頃に戻ったようだ、と。
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煉華☆(プロフ) - 書いたつもりだったのですが(；・∀・)中也さんはもう少し夢主と絡ませる予定です！コメントありがとうございました！ (2017年2月13日 10時) (
レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - 名無しさん» こんにちは(*^^*)やっぱり分かりにくかったですかね？何故かシリーズ化しないんですよ...。説明欄から行けるようにURLを貼っているのですが、また今度見えやすいようにしておきますm(_ _)m お、気づいてもらえましたか！自分では気づくか気づかないかくらいの色で (2017年2月13日 10時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こんにちは。part1が分かりづらくちょっと大変でしたが、最初から最後まで読ませてもらいました(^ー^)最新話の夢主の「…馬鹿」がもう可愛すぎ！これからも頑張ってください！ (2017年2月11日 15時) (レス) id: 23590d66be (このIDを非表示/違反報告)
鈴燈輝葵(プロフ) - 煉華☆さん» 双黒大好きなので楽しみです♪ (2017年1月9日 2時) (レス) id: 2f068cebfc (このIDを非表示/違反報告)
ふぅり(プロフ) - あ、ほんとだ、すみません、！！！フォローさせていただきます！(｀・ω・´)ゝ (2017年1月8日 15時) (レス) id: d25cb7c6f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煉華 | 作成日時：2016年12月7日 19時
