分かっていたのに ページ5
〜チャンミンside〜
「チャンミン…私」
「ごめんなさいねぇ、まだお話し中かもしれないけど、面会時間はとっくにすぎてるから」
Aさんが何かを言い掛けた時、絶妙なタイミングで看護師さんに遮られた
「すみません、もう帰ります。…Aさん、明日の朝迎えに来ますんで」
「そんなの…仕事は？」
「明日はオフです。…眠れないと思うけどちゃんと休んでくださいね」
話は中途半端なままだけど
看護師さんが声を掛けてくれて良かった
「A…どうだった？」
「杉野さん…ずっとここに？」
夜間用の出入口
帰ったと思っていた杉野さんはまださっきの場所にいた
「一旦帰ったんだけど気になってね…車で来たから送るよ」
「いえ…俺はタクシーで…」
「乗ってけって」
この人にはちゃんと話しておかなきゃいけないし、少し俺の話も聞いて欲しかったから
申し訳ないと思いつつも、その申し出に甘えた
「…Aさん、泣いてくれましたよ…思ってる事も言葉にしてくれました」
車が走り出してすぐ
俺から本題を切り出した
「そっか…悪役をやらせちゃってごめん」
「悪役なんて…」
あれは俺がするべき事だし、俺にしか出来ない事だって思いたい
「キミだってAと同じ立場なのにな」
「俺とAさんじゃショックの大きさは全然違いますよ」
そう
俺とAさんは同じじゃない
それは分かっていたはずなのに…
「俺…暴走して余計な事まで言ってしまいました」
"俺と結婚してください"
これだけで終わらせるつもりだった
その先は落ち着いてからゆっくりって思ってたのに
仕事の事とか、幸せにするとかしてほしいとか
そんな事まで今のAさんに言うべきじゃなかった
心の整理が出来ていないAさんに
俺が更にプレッシャーをかけてしまった
あのタイミングで看護師さんが声を掛けてくれてなかったら
俺はどこまで喋ってしまってたんだろう
「なんであんなに焦って行き急いでしまったのか…Aさんを気遣ってあげる事ができませんでした」
「それは仕方ないんじゃない？キミだってショックを受けて動転してるわけだし。
こんな時に冷静で正しい判断なんかできっこないんだから」
そうかもしれないけど
ここまで判断力が鈍ってた自分に腹が立つ
俺がAさんを支えていかなきゃいけない
俺がしっかりしなきゃいけない
簡単に翻弄されて自分を見失っちゃいけない
そう思うのは簡単なのにな…
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純蓮(プロフ) - ももさん» ももさん、こんばんは！なかなかチャンミンに練習の成果を披露するチャンスが訪れません…(汗) (2019年9月7日 21時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» 千衣さん、こんばんは！待って頂けてありがたいです！ (2019年9月7日 21時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、こんばんは！チャンミンいまだ言えず終いです(笑) (2019年9月7日 21時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 純蓮さん こんばんは。チャンミンのことたからたくさん調べたんでしょうね。難しい本とかYouTubeとか。舞い上がってるご両親と テンパってるチャンミン。どちらが勝つんだろ？めっちゃ楽しみです。帰ってからのお仕置きも気になりますやん… (2019年9月3日 21時) (レス) id: 7e500228d3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - いつまでも待ちますとも♪ (2019年8月24日 21時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2019年7月21日 17時
