２人の夜 ページ33
泊まると言っても何の用意もしてこなかった俺
ホテルから一番近いコンビニで下着を購入
Aはその様子が余程おかしいらしく
お互いシャワーも終え、それぞれベッドに入ってもクスクスと笑いっぱなし
「…いつまで笑ってんだよ」
「だってチャンミンがコンビニにパンツ買いに行くって面白すぎ(笑)」
「ハイハイ、そうですね。面白いですね。そのまま笑いながら寝てください」
「そうします(笑)おやすみ」
「おやすみ…」
・・・コンビニパンツ
格好悪かったかな？
こんな時に不謹慎だけどせっかく２人で過ごす夜なのに、まさかこれほど笑われるとは…
だけどAが今日の最後に笑顔でいれて良かった
俺、少しは役に立ったかな
暗がりの中、隣のベッドで眠っているAを見つめてそう思う
そしてAを見つめながらこれからの事を考えた
恐らくそう長くここには滞在出来ないだろう
それにいつまでも逃げ回っているわけにもいかない
最終的には‘ケンちゃん’との話し合いの場をもたせなければいけない
そんな事をあれこれ考えていたらAが起き上がりソファへと移動する気配を感じた
「…どうした？」
ベッドサイドの灯りを点けるとAはソファに膝を抱えるように丸くなって座っている
「あ…起こしちゃった？ごめんね」
「いや…大丈夫…」
「なんか眠れなくて」
そうか…そうだよな…眠れるわけないか…
俺もベッドから出てAの隣に腰をおろした
「チャンミンは寝て？」
「Aが寝ないなら俺も寝ない」
「寝不足で仕事行くの？メイクさんが泣くよ？」
「俺の肌年齢はまだ10代だから大丈夫」
「それは羨ましい…」
それから会話も無く２人でただソファに座っていた
暫くそうしていると着ていたガウンの袖口をツンと掴まれた
「…さっきの話…先輩に伝える？」
「もちろん。ヌナだって力になってくれるし、心配だってしてるし」
「先輩、自分のせいだって思っちゃうよね…」
「そこは俺がちゃんとフォローしとく」
「ごめんなさい…私みんなに迷惑掛けてる…」
また泣き出しそうなA
「それは違う。俺もヌナも迷惑だなんて思ってない」
「ありがと…やっぱり私…仕事続けて良かった」
そう言ってやっぱり泣き出してしまった
俺が眠っていたらこうやって１人で泣いたのかな
‘もう１人で耐えなくても大丈夫’
それが伝わるように俺の袖口にある細く小さなAの手をギュッと握り締めた
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純蓮(プロフ) - 千衣さん» 息子さんの成人式&ペンミ当選おめでとうございます〜！！ (2019年1月15日 22時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 更新ありがとうございます。ワクワクしてます。ペンミも当選したし、昨日は息子の成人式と良いことづくし♪ (2019年1月14日 22時) (レス) id: 1b97c1b75b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» 千衣さん、こんばんは。長いこと更新せず申し訳ないです。再開したこのお話しにまたお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m (2019年1月14日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 甘ったれチャミを読みたくて読み返しちゃった♪改めて読むと付き合うまでの主人公の心理描写すっごく共感。 (2018年8月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - どんな展開になろうとも楽しみに待ってます！現在の甘ったれチャミにどうなるのか…ワクワク((o(^∇^)o)) (2018年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月30日 23時
