素直になれない天の邪鬼な私 ページ26
「ごめんね…迷惑掛けて…」
点滴が終わり薬をもらって自宅に戻どってからチャンミンに謝った
「今頃でごめんなさい」
「迷惑なんて思ってない。心配はメチャクチャしたけど(^^)」
「それもごめんなさい…キミが心配してくれてるのはちゃんと分かってた…でも…」
「もういいよ(^^)それより早くベッド！寝てください！今日は仕事禁止！」
「分かってるわよ」
キミは本当に優しいわね
だからいつも私はそれに甘えてしまう
だから私はいつも自分勝手でワガママ
「…女王様ね(苦笑)」
「なに？女王様？」
私がベッドに入るとベッドサイドに腰掛けるチャンミン
その表情はとても柔らかい
「私は自分勝手でワガママだからまるで女王様みたいだなって」
「え？今頃？ずっと前からそうじゃん」
「少しは否定してくれない？」
「俺ウソはつけない人間なんで(^^)」
そうね
キミはいつも正直だわ
だけど‘そうかな？’くらい言ってくれても良いじゃない
ムッとしてチャンミンから顔を逸らした
やだ…こういうところも傲慢だわ
「Aさん、こっち向いて」
「いや」
「ごめんて(笑)」
結局チャンミンに謝らせて…
なんて高飛車な女
昔の私に逆戻り？
「…寝るなら俺、上に帰るから。俺がいたら気になって眠れないんですよね？」
帰る？
「何かあったら携帯鳴らして？すぐ降りてくるから。それともう一回言うけど絶対に仕事しちゃダメですからね！じゃぁ…ん？」
ベッドから腰を上げたチャンミンの袖口を思わず掴んでしまった
「これ…なに？(笑)」
「…何でもない。帰って良いわよ」
なんて良いながら掴んだ袖口を放せないでいる私
素直に‘帰らないで’って言えない
どうして素直に言える時と言えない時があるんだろう…
「あまのじゃく(笑)」
そうよ
私は天の邪鬼
「いいよ」
「え？」
「ここにいる。一緒に寝よう」
「それはダメよ！そんな事したら今度はキミが…」
「大丈夫(^^)Aさんとは鍛え方が違うから」
「ちょっ…チャンミン！」
モソモソとベッドに入り込み私を抱き締める
こんなに密着したら…
「せめてキミもマスクをして」
「だから大丈夫だって」
「そんな…」
「ハイ寝ますよ〜イイ子だから寝てくださ〜い」
結局、楽しそうなチャンミンの腕の中で私は眠ってしまった
今までずっと強張っていた体の力は抜けて
とてもとても幸せな睡眠だった
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とんこ - え〜完結ってなってたからシリーズ最初から読んじゃったけどこれひょっとして区切りも着いてないですよね。折角面白かったのに残念。こんな気持ちになりたくなくて完結作品捜して読んだのに (2019年1月4日 8時) (
レス) id: ea70574319 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ベルギーを称賛ってさすがだね (2018年7月3日 18時) (レス) id: b2dbe2074b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» ちょっとアホっぽいチャンミンにどんどんにやけちゃってください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: a8649ab444 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 純蓮さんの言葉のチョイスが４０代の私にはツボです。『浮かれポンチ』＝この作品のチャミ、当分ツボってにやけるヤバイ人になるな〜 (2018年6月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月16日 22時
