怖いのに ページ12
「あー、満足です」
「・・・良かったわね」
‘俺の好きなようにします’
その言葉通り
チャンミンは私に攻める隙さえ与えてくれなかった
「立ったままってあんなに辛かったかしら…」
「抱え上げちゃった方が良かったですか？」
「いやよ。落っことされたら適わないわ」
「落としませんよ」
湯船の中
後ろから抱き締められて、チャンミンの胸に背中を預ける
立ったままの行為中、チャンミンはまた‘好きだ’と何度も繰り返した
寝ぼけた時と、愛し合う時だけに聞かせてくれるその口調
本来なら、もう私に対して敬語なんか使わなくて良いと思う
だけど敢えて私からそれを伝えない
常にチャンミンがあの口調で私に接したら・・・
私が私でいられないくらいチャンミンに溺れてしまいそう
そうなるのが怖い
だからお願い
まだそのままで・・・
「どうしました？無理…させすぎました？」
後ろから心配そうなチャンミンの声
でもいま考えてた事は口にしない
「私だって余韻に浸る時くらいあるわよ」
「もう少し可愛く言ってみたりしませんか？なんかこう…甘える感じで」
「そんな私、気味悪いでしょ」
「・・・そんな事は・・・」
想像したわね
そして気味悪いと思ったわね
良いのよ
私にそういうのは期待しないで
「キミの我が儘に付き合ってあげたんだから、今日はもうこれ以上私に何か望むのはやめてよね」
「じゃぁあと１つだけお願いします」
「まだあるの？」
「いっぱいありますよ。出来ることならAさんの前では我が儘な俺でいたいと思ってるんで(^^)」
「勘弁してよ…」
たぶん私にはその我が儘を全て受け止める程の大きな器は持っていない
それでも私から離れないで
キミに溺れるのは怖い
だけど
キミを手放したくない
我が儘なのは私の方
「一応聞いてあげるけど何？」
「入浴剤とボディソープ、変えましたよね？前のやつに戻してください」
そんな事？
ていうか、よく気が付いたわね
「何でよ？これも良いでしょ？後輩の女の子に勧められて…」
「嫌です。前とは違う匂いのAさんを抱いてると、他の女とやってるみたいで嫌です」
へー
そんな事を思うのね
チャンミンの鼻には前の香りが私って定着したのか
いいわ
その我が儘、聞いてあげましょう
香りでキミを縛り付けておけるのなら
喜んで言いなりになるわ
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
