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怒号の飛び交う家にいるのが嫌で嫌でしゃーなくて、耐えられなくて、遊びに行ってくる と嘘を付いて 家を出た。
昨日は暖かかったが 今日はひどく寒い。長袖一枚では風が貫通し、上着を一枚…二枚着ないと 体の震えが止まらないくらい寒い。
それでもあの家より、外の方が全然構わないと感じた。
らだ男先生に聞いてから ずっとずっとあいつのことが気になって仕方がない。
ボロボロのワンピース、泥の付いた汚い顔、ぼっさぼさの髪、汚れて怪我のしてる足。
小学生くらいのガキは普通、夕日が下がってきたら帰るはずなんや。それはオレにも言えることやけど。
親が近くにいるならともかく、あいつの近くに親らしき人はいなかった。ただ1人で、ブランコに乗っていた。あの格好で。
もしかしたらあいつは、Aは、家出した？もしくは追い出された？
とてつもない貧乏なのは目に見える。貧乏やなかったら、あんな汚い服なんて着ないやろ。
仮説がぐるぐると回って、ゴールが見える。それも1つの仮説に過ぎないけれども。
走って行った先、冷たい公園。
さすがに寒い中遊ぶ野郎はいないようやな。
狭くも広くもない公園。見渡せばすぐに見つかった。
がりがりに痩せ細った、目を閉じている冷たいAが。
【
・食物の摂取を絶たれることにより、著しい栄養失調から死亡すること。
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まる麺 - タイトル回収が天才すぎです、！面白かったです！ (7月19日 14時) (
レス) @page49 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
戦慄(プロフ) - わあああ…すっごいすきです…どのお話もとっても素敵です…！ (2023年1月3日 12時) (レス) id: e831999098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき。 | 作成日時：2022年8月23日 9時
