十一話 ページ12
A目線
寧々「えー！！花子さん好きな人いるの〜！？」
花子「そりゃ100年以上ここにいるわけだし、
好きな子ぐらいできるしょ」
寧々「好きな子って誰！？」
花子「えー、どうしよっかな〜？」
寧々「お願い花子さん教えて！！
Aも一緒にお願いして＞_＜」
A「え！？えっと教えてほしいな？」こてん
この時Aには分からなかったが花子、寧々はこう思っていた
花子、寧々(あざとい、、、)
花子「教えてって言っても俺が怪異になる前だからさぁ
あまり顔とか覚えてないんだ」
寧々「好きな子なのに！？」
花子「言ったでしょ100年以上ここにいるって」
寧々「あ、、、」
寧々ちゃんは申し訳なさそうな顔をしている
花子「けど、その子は
とても優しくって自分のことはどうでもいいのに
周りに気をつかってなんだかほっとけない子」
A「、、、」
花子「今はおばあちゃんになったかな」
と寂しげにつぶやく
寧々「花子さんはもう一度会いたいと思わないの？」
花子くんはこちらを一度みて寂しげに笑顔を作り
花子「それは無理」
寧々「え？」
A「どうしてそんな事言うの？」
花子「俺は怪異であり地縛霊でもあるから
学校という領域からは出られないだ」
地縛霊、、、決められた領域
花子「寂しいけど、もう100年たった
あの子の幸せを祈るよ」
花子くんはそういい掃除を開始するように促した
掃除中チラッと花子くんを見ると窓から外を眺めていた
その姿は私の中で誰かと重なった
昔の白黒テレビのようにノイズがかかった光景
その誰かは花子くんみたいに外を眺めている
違うところと言ったら夕方から夜空に変わっているのと
その誰かは包帯や絆創膏がいたるところにある
声をかけようと思うと
ノイズは消えその光景も消えて無くなった
さっきの光景はなんだったのだろう
記憶？と思いたいが
私には生前の記憶がない
疑問が積み重なり収拾がつかないので
何も考えず掃除を開始した
【続く】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒里夜桜(プロフ) - しのさん» はっ！本当だ！！しのさんご指摘ありがとうございます（ーー；） (2020年3月9日 11時) (
レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)
しの - 2話読んでくるじゃなくて、呼んでくるじゃないですか？間違えてたらごめんなさい、、 (2020年3月9日 6時) (レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
黒里夜桜(プロフ) - 鈴さん» 鈴さんコメント、お褒めの言葉ありがとうございます！私正直一つもコメント来ないで終わるかと思っていました(^^;おお！二番目ですね！！では二番目に1票入れときますね。読んでくださりありがとうございます^ - ^ (2020年2月28日 7時) (レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 絵、うまいですね！私は2つ目の挿絵が好きです！ (2020年2月27日 15時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
黒里夜桜(プロフ) - 鈴さん» 鈴さん読んでくださりありがとうございます！！ここまで細かく感想を言って頂けるのは初めてなので嬉しいです！はい、更新頑張ります！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒里夜桜 | 作成日時：2020年2月1日 12時
