海賊女帝VS泣き虫 ページ34
=Aside=
久しぶりに、ギリギリの戦いだ。
「侵入者だ!かかれ!!」
アマゾン・リリーでは、戦士は皆覇気を習得している。その中でも強者がこの船に乗ることを許されているのだ。
なので1人の戦力がその辺の海賊団とはまるで違う。さすが七武海。
でもここは空の下。私は『シトシトの実』の能力者。
さあ、雨が激しくなってきた。
暗い暗い空に手を伸ばして、叫ぶ。
「強雨!!」
拳ほどの大きさの雨がアマゾン・リリーの戦士たちに降り注ぐ。
血が出ることは無いので死ぬことは中々ないと思うが、戦闘不能にすることはできる。
対集団が苦手なら、その数を減らせばいい。無人島でエースにもらったアドバイスの内の1つだ。
それでもまだかかってくる者は傘を使ってで応戦する。
すると、
「そこまでじゃ」
その言葉とともにとてつもないスピードで蹴りが飛んでくる。もちろん武装色付きの。
頭、胸、足、足、腹と何度も狙いを変えて異次元の速さで繰り出される攻撃をすべて受け流し、その次の標的が傘を持つ手になる。
その瞬間傘を放り投げ、少し慣れてきた武装色を纏いその脚を片手で受け止める。
「…」
「…」
しばしの睨み合い。相手は覇王色も出している。
何名かが倒れる中、周囲もその戦いの行方を見守る。
両者とも隙のない中、先に動いたのはハンコック。
掴まれている脚を大きく振り上げ、遠心力で私の体制を崩し拘束から抜け出す。
両手を大きく広げ、私を…
ハグした。
「A〜〜〜〜!!!強くなったの〜〜〜〜!!!」
「ハ…ハンコック…くるじい…胸が…」
「侵入者が1人と聞いた時、ぜっっったいにお主だと信じておったぞ!やはり当たっていたようじゃな!」
「むーーー!むーーーーー!」
突然空気が変わる私達。そして困惑する周囲。
そんなことより助けてくれ。
このお胸は凶器だ。
「お主が東の海に旅に出ると聞いたときはわらわ直々に送り迎えしてやろうと思ったが、もう手遅れだった…あの出来事を繰り返さぬため、これからはずっっっと、一緒じゃぞ!?」
「へ、蛇姫様…そのままでは彼女は返事できません…」
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
