毒と棘 3【狗巻棘】

錯綜 ページ5

A＞真ん中の目が弱点って言ってたけど
他の目はどーなんだ？
やっぱ、目だから大事なのか？

呪霊＞…ﾔﾒﾛ

A＞そっかそっか。じゃあ1つ目。


ｸﾞｼｬ



呪霊＞、！！？！



A＞2つ目。




ｸﾞｼｬ





呪霊＞、、、？！





A＞お前が今まで殺してきた人間、
傷つけてきた人間は、
怖くて、痛くて、辛い思いをした、
今のお前の何倍も。

呪霊＞…ﾕﾙｼﾃ、ﾓｳｼﾅｲ

A＞もうしない？ふざけんな。
私が何に怒ってるのかまだ分からない？
この先お前がどうしようと私には関係ない。
お前の犯した罪は消えない。

呪霊＞…

A＞…次、腕。先端から氷漬けにして
だんだん動かなくなる感覚を味わえ。

呪霊＞…！









釘崎＞…Aさん、どうしちゃったの…

真希＞…Aは自分を優しくないって言うが
違う。あいつは優しい。
誰よりも、自分の「大切」を大事にする。
ただ、行き過ぎてる。
…Aは、イカれてんだよ。

棘＞…

釘崎＞こんな姿見せたくないんじゃ…

真希＞Aと棘が何年の付き合いだと思ってんだよ。
棘はそれを分かった上で、全部含めた上で、
Aを＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








.







A＞痛いか、苦しいか、辛いか？
ほら、言えよ。言えよ！

呪霊＞…ﾓｳﾔﾒﾃ、ｱﾔﾏﾙｶﾗ…

A＞私は、謝罪なんて求めてねぇよ、
私は…！

棘＞A、もう大丈夫。
十分だよ。ありがとう、俺達の為に。

A＞棘…

棘＞…祓ってあげて。

A＞…うん。






「雪那」






棘＞帰ろっか。疲れたね。

A＞うん…

棘＞A、俺達はAが来てくれなかったら
死んでたよ。ありがとう。

A＞…うん…








.








真希＞＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿愛してんだよ。

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