35 ページ35
SIDE:A
「ふぅ、着いたな、とりあえず友達んち行って荷物置いてこか」
「そうだね、置かせてもらおう」
その人の家は駅から近いらしいので、先に荷物を置かせてもらうことになった。
駅の近くの、マンションに住んでいるらしい。
マンションはセキリュティかなんかで、下で自動ドアが開かなくて、センラは慣れた動作でボタンを押していた。
……すげー……
そして、出てきた男の人と2言ほど話してから、自動ドアが開いた。
「……ハイテクだね」
「そ?はよ入りや」
こういう所、慣れてるのかな。
もしかしてセンラって金持ち?
ま、なんにせよ進もう。
*
「……うーい、よォ来たな、上がれ」
話によると、センラの元担任の人らしくて、なんか……。
……友達……?
「センセ、久しぶりやわ、泊まらせてくれてありがとうな、お邪魔しまーす」
「うい。Aちゃん?もどうぞ上がって」
「は、はい。ありがとうございます」
「おい!ちゃんとか付けんなや、さん付けろや!」
「おい、担任への口の利き方には気をつけろォ」
*
「それにしてもお前身長また伸びた?」
「そうですね、もうすぐ2m行きますわ」
「嘘つくんじゃねぇよ。
そや、Aちゃん、なんかあったら言ってくれや。できることはするから」
「あ、ありがとうございます」
「センセほんまに無愛想やな、表情筋ありますの?」
「あ゛?」
「馬鹿センラ」
「はい」
343人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚子(プロフ) - いい感じにすれ違って行ってますね(?)まぁ楽しみということです!頑張って下さい (2020年4月11日 22時) (レス) id: f5a2d726a8 (このIDを非表示/違反報告)
絵が上手くなりたい(プロフ) - うわぁ…気持ちは分かるけど絢香ちゃん腹黒だぁ…坂田さん、複雑な気持ちだろうな…。更新待ってますね (2020年4月11日 0時) (レス) id: e48c7240eb (このIDを非表示/違反報告)
きほん(プロフ) - はじめまして、とてもキュンキュンしながら読ませていただいています!ドキドキハラハラキュンキュンで、個人的にはどちらのオチも見てみたいですが、どうなるのかとても楽しみです! (2020年4月9日 0時) (レス) id: d19256ebb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ - 年下組が夢主ちゃんのことでバチバチ(?)なっているのがキュンとしました。あと、作者様の書く文がとても好みです!その文才を私にも恵んで下さい…長文失礼しました。 (2020年4月3日 12時) (レス) id: 5d83f022ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃけ | 作成日時:2020年3月30日 0時