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SIDE:A


「坂田、顔どうしたん?」

「え?なんやセンラいきなり。
あ、もしかして俺の美しさに惚れてもーたん?」

「なに阿呆なこと言うてるん?怪我しとるやんって」

「あー、すり傷!」

「見りゃわかるわ!ったく。
……まあええわ、遊園地、どうやった?」

「めちゃめちゃ楽しかったで!」

「乗り物全制覇したよ」

「楽しかったみたいで何よりや、ええなあ、センラも風邪ひかなきゃ行けたんやけど」

「じゃあまた行こうよ、今度3人で」

「そうやね!楽しみやなあ!」





「遊園地、楽しかったなあ、そう思わん?センラ……。あっ!センラおらんかったな!いやあすまんすまん!」

「Aちゃん、殴ってええと思う?」

「えっ」

「私が許可する」

ドゴッと鈍い音が教室に響いた。





「ねえ坂田、お昼どうする?屋上?」

「そうやね、今日暖かいし風ないから屋上にしよか!センラもそれでええよね?」

「ええよ、パン買ったら向かうわ」

「センラ今日も争奪戦参加するんやね」

「そやで、今日こそは焼きそばパンを手に入れたる、勝ったらお前らにも1口やるわ」

「おっセンラくん太っ腹」

「流石センラ!デブ!」

「坂田太っ腹ってそういう意味ちゃうからな殴るで」





チャイムがなった瞬間、隣の席のセンラくんがダッシュで教室を飛び出して行った。

「か……風の如し……」

「坂田頭打った?」

「なんでやねん!」




教室のドアの所に、可愛らしい女の子がいた。見たことがあるので同学年だろうか。


「坂田くん……って居ますか……?」

「ん?あ!溝口さんやん!どうしたん?」

「あ、坂田くん!えっと、話があって……」

「ん?なんや?」

「ここじゃちょっと、」

「ん、わかった!じゃA、ちょっと屋上で待っとってや、すぐ行くわ!」

「あ、了解」





「坂田、A!焼きそばパン手に入ったでー……ってあれ、坂田は?」

「なんか女の子に呼び出されてた」

「えー、なんやなんや告白ちゃうんー?
なんてな!ほら、焼きそばパン1口どーぞ」

「おっ、いただきます」

「Aほんま美味そうに食うよなあ」

「人気ナンバーワンだからね」

「まあそやね」

「……俺らほんまに気ぃとか使わへんよなあ、楽やからええんやけどな」

「?そうね」


いきなり、屋上の扉が開いた。


「っなあっ!俺!彼女できたわ!」

「……え、」

「えっ」

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柚子(プロフ) - いい感じにすれ違って行ってますね(?)まぁ楽しみということです!頑張って下さい (2020年4月11日 22時) (レス) id: f5a2d726a8 (このIDを非表示/違反報告)
絵が上手くなりたい(プロフ) - うわぁ…気持ちは分かるけど絢香ちゃん腹黒だぁ…坂田さん、複雑な気持ちだろうな…。更新待ってますね (2020年4月11日 0時) (レス) id: e48c7240eb (このIDを非表示/違反報告)
きほん(プロフ) - はじめまして、とてもキュンキュンしながら読ませていただいています!ドキドキハラハラキュンキュンで、個人的にはどちらのオチも見てみたいですが、どうなるのかとても楽しみです! (2020年4月9日 0時) (レス) id: d19256ebb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ - 年下組が夢主ちゃんのことでバチバチ(?)なっているのがキュンとしました。あと、作者様の書く文がとても好みです!その文才を私にも恵んで下さい…長文失礼しました。 (2020年4月3日 12時) (レス) id: 5d83f022ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけ | 作成日時:2020年3月30日 0時

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