bjさんにも兄がいた

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柚｢Aお兄さんもういいよ！そんなに欲しかった訳じゃないし…｣

大｢あの指輪がいいって言ってただろ｣

八｢俺には取れって言ってきたくせに！｣

柚｢うるさい！｣

柚葉は俺の袖を引いて止めようとしてきたが大寿と八戒の言葉に顔を赤くさせて怒っていたので頭を撫でて落ち着かせた

『柚葉、我慢しなくていいって言っただろ？』

柚｢…あの指輪さ……ママが持ってたやつに似てるんだ…｣

八｢柚葉…｣

大｢…｣

『そっか、尚更取らねぇとだな！』

弾数が減っていきとうとう最後の1発になってしまった
これで当たりませんでしたで終われるわけがねぇと集中していると柚葉がまた袖を引っ張ってきた

『流石にここまできて止めねぇぞ？』

柚｢うん、もう止めない！だからあの指輪絶対取ってね！｣

『おう！任せとけ！』

いつも我慢してきた柚葉が言った我儘を聞いてやるのがお兄ちゃんってもんだ、再び銃を構えて照準を合わせて打つと弾が指輪に当たり下に落ちた

八｢やったー！！落ちた！！｣

店主から指輪を受け取り柚葉の前に跪き手を取って指輪をはめる

『どうぞ、お姫様』

そう言うと何故か周りが固まり鼻に手を押さえている人や涙を流している人もいた、もちろん柚葉達も固まっている

『どうしたんだ？』

慶｢Aのせいだろ｣

『はぁ？俺が何したってんだよ』

武｢これだから無自覚王子様は厄介だな｣

真｢幼なじみで耐性のある俺でもやばかったわ｣

武｢ワカはやられたな｣

『？』

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