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｢菊池さんって松村先輩とずっとあんな感じなんですか？｣
平野紫耀が聞いてきた。
｢ん？あんな感じ？あぁ、まぁー、そうかなー。信頼できる同期だよ。面倒くさいとこもあるけど、笑あいつ仕事できるし、なんだかんだ気の利く良いやつだよ。平野紫耀、松村が指導係で当たりだね。｣
｢菊池さんはどうなんっすか？笑｣
平野紫耀の横に居た永瀬廉がひょこっと顔を覗かせてきた。
｢私は…、どうだろう。ふつーぐらいじゃない？仕事はそれなりだけど、優しくは出来ないかもねー笑｣
｢え？スパルタなんすか？笑えぇー、まっでも、菊池さんのスパルタなら耐えれますわー笑｣
｢は？｣
｢菊池さん美人やし、頭良さそうやし、頑張ってついていったら確実に成長できそうっすもん！｣
永瀬廉は今日一番目を輝かせている。
生意気だし、苦手な分類だけど、永瀬廉は永瀬廉なりにこの仕事にきちんと向き合おうとしているんだ。と感じた。
｢ふふ。笑まぁ、頑張れ。笑｣
ちょっと良い気になって私もつくづく単純な女だと思った。
｢あ！あの！Aさんって呼ばせてもらってもいいですか？｣
｢へ？別にいいけど…。｣
｢マジっすか！？俺もAさんって呼ばせてもらいますわ！｣
｢なに？A逆ハーレム？？笑｣
支払いを終えた松村がニヤニヤ笑いながら茶化してくる。
｢松村には経験無いだろうな。笑てか、もう帰ろー。｣
3人を置いて、てくてくと駅の方に歩いた。
｢俺もモテるっつーの。｣
｢はは笑松村の彼女も大変だねー。｣
｢え！？Aさん彼女じゃないんですか？！｣
｢は？笑私がこいつの彼女とか無いわー。笑｣
｢え！！じゃあ、今フリーっすか？｣
｢んー。…、フリーでは無いねー。｣
｢はぁ？お前みえはんなよ、笑｣
｢はってないわ、残念ながらあんたも良く知ってる奴だよ。｣
｢は？？？まさか！樹と付き合ってんの！？何で？えっ？ほんとに？！信じらんねぇーわ！｣
｢うるせぇー…。｣
正直、ここで樹と付き合ってる宣言にも似たことをしてしまって後悔した。
頭の中に樹以外の
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作者名：み、 | 作成日時：2021年8月11日 0時
