伯拾弐頁─密会 6─ ページ7
「その通り。マフィアは面子と恩讐の組織。部下には探偵社に面目を潰された者も多いからねぇ｣
「私の部下も何度も殺されかけているが？｣
「だが、死んではいない。マフィアとして恥ずべき限りだ｣
「...ふむ。では、こうするのはどうだ？｣
決して緩まない緊張感の中、社長さんは腰に携えている刀に手をかけた。
何をするつもりなのかと一瞬顔を歪めたが、何かを出来る立場ではないのでそのまま見守る。
「今此処で、全ての過去を清算する｣
�狷阿�なければ��
頭ではそう思うのに躰が動かない。
目の焦点が右往左往に揺れる。
慣れていない者であればそういう感覚に陥っているのではないかと思った。
それからは一瞬の事だった。
社長さんの殺気に反応し、森さんを護ろうと向かった黒蜥蜴の二人。
しかし二人が取り出した武器である小刀と拳銃は、気づいた時には社長さんの刀によって斬られていた。
彼にその気があれば斬られていたのは武器ではなく自分自身。
一呼吸の後にその事実に気付いた二人は驚きに目を見開く。
刹那の静寂。
両組織の長は互いに相手の首に刃物をそえていた。
「...刀は棄てた筈では？孤剣士�犇簣記瓱；；；（‖�殿｣
「
「相変わらず猫と喋っているので？｣
互いの挑発めいた言葉の掛け合い。
極度の緊張感がその場を支配するなか、青空の元に季節外れの雪が舞い落ちる。
すると森さんに刀を添えていた筈の社長さんの姿は次第にそこから消えていき、社長さんは私より背後に立っていた。
『二次元だけでなく、三次元の虚像』
谷崎さんの異能を実際に見たときにも思ったが、ここまで第三者に違和感を持たせない幻惑の異能者はそう多くない。
持つ人間によっては大犯罪者にもなり得る能力だ。
「楽しい会議でした。続きはいずれ戦場で｣
「今夜、探偵社は呪いの異能者��Q�瓩涼ゴ圓貌阿�｣
彼の発言に森さんが少なからず反応を見せる。
「...それが？｣
「今夜だけは邪魔をするな。互いの為に｣
「何故｣
「それが我々唯一の共通点だからだ────｣
“この街を愛している”
......あー、このいい感じの雰囲気を壊す事云っても善いでしょうか？
私、その作戦について今の今まで知りませんでした。
ラッキーカラー
あずきいろ
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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煉華☆(プロフ) - 狼楼さん» 了解です、合っていて良かったです(*^^*)承認しておきますね。最新パートまで読んでいただきありがとうございます！過去編共々頑張っていきます！ (2019年6月15日 17時) (
レス) id: fa2422e9a4 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» 最新パートまで読ませていただきました！これからの有島ちゃんが楽しみです！ (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» 狼楼に直しときました…汗 (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» あ！あってます！直すの忘れてた…汗 (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - 狼楼さん» すみません、今「炎化狼」という名前の方の申請をもらっていたのですが、狼楼さんでしょうか？名前に狼とついていたので質問させていただきました。 (2019年6月15日 14時) (レス) id: fa2422e9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煉華 | 作成日時：2018年3月6日 7時
