day 21 ページ22
名前side
返事をすると同時に颯太くんが勢いよく入ってきた
名前｢うわぁ、びっくりした！｣
颯太｢へへ、ごめ〜ん｣
いたずらっ子みたいに笑う颯太くん
絶対思ってないな…笑
名前｢どうしたの？｣
颯太｢あ〜えっと、散歩行かない！？｣
名前｢でも太陽が｣
と、窓から外を見ると空はすみれ色になっている
名前｢これくらいなら大丈夫そうだね｣
颯太｢でしょ！？ねぇ行こうよ〜｣
名前｢うん、行こう笑｣
2人で玄関からお庭に出る
名前｢もうすっかり秋だね〜｣
颯太｢俺秋好きなんだよね！色んなもの美味しいし！｣
名前｢確かに、焼き芋とかね〜｣
颯太｢そう、それ！秋といえば芋掘りと焼き芋だよね！？｣
名前｢え、う、うん｣
すごい勢いに思わず同意したけど、芋掘りしたことないな…
颯太｢でね、庭に芋の畑があるから今度芋掘りしよー！｣
名前｢えー、したい！｣
颯太｢よっしゃ！｣
2人でお芋の畑を見に行ったり、お庭を散策したりする
名前｢空がすごいきれいだね…｣
見上げた空はもう夜に近づこうとしていた
颯太｢ね、そうだ！もっと高い所に行こう〜！｣
名前｢え！？もしかして…｣
颯太｢もちろん…！｣
その言葉と同時に抱き上げられ、体が宙に浮く。
名前｢わっ…！｣
颯太｢しっかり掴まってて〜｣
そのまま駆け抜けてゆく
色付いた秋の葉が目の前をどんどん通りすぎていった
颯太｢よっ、し着いたー！｣
あっという間に小高い山の頂上だ
名前｢やっぱりめっちゃ速いね…！｣
乱れた前髪を直しながら言うと
颯太｢ん〜名前の血のおかげ！｣
私たちは話し合って、いつも飲む血にちょっとだけ私の血を入れてみることにしたのだ
名前｢！役に立ってるなら良かった！｣
颯太｢ま〜じで全然違うんだよ！｣
ふにゃりと笑う颯太くん
名前｢誰も枯渇期が来ないといいけど…｣
颯太｢ん、大丈夫だよ｣
足元の草がさわさわと風に揺れた
名前｢わぁ、今ちょうど黄昏時って感じじゃない？｣
遠くの空の端がオレンジの綺麗なグラデーションになってる
ぼーっと空を見ていると
颯太｢名前、俺に聞かせてくれたあのお話覚えてる？｣
名前｢ん？覚えてるよ｣
悲しい恋のお話だ
颯太｢俺さ、ずっと恋ってどんな感じか分かんなかったんだよね｣
あの話を聞いた時も、と颯太くんは付け加えた
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
