day 16 ページ17
名前side
湧｢俺ら吸血鬼は半年に1回、枯渇期が来るんだ…｣
名前｢枯渇期…？｣
聞いたことの無い言葉だ
平塚｢めちゃくちゃ血が飲みたくなるっていうか｣
ヴァサ｢飲んでも飲んでも足りなくなるんだよね…｣
名前｢そんな日があるんだ｣
皇輝｢いつもはかなり血を飲んで耐えるんだけど、ちょうど今、保管量が少なくて…｣
あれでも足りなかったの…
檜山｢言おうと思ってたんだけど、最近は誰もならなくて｣
豊田｢そう、不思議だけど理由がなんかわかった気がする…｣
皇輝｢俺も…｣
名前｢なに？｣
豊田｢多分、名前ちゃんの血、だと思う｣
名前｢私の…血？｣
皇輝｢うん。俺たちは黒羊を倒すために名前ちゃんの血を貰ってたでしょ？だから枯渇期が来なかったのかなって｣
契約はもう果たしたからって黒羊を倒してから誰も私の血を飲んでないんだった
豊田｢名前ちゃんの血はかなり力を強くするからそういう力もあってもおかしくないよ｣
深田｢あーそういうことっすか！｣
名前｢じ、じゃあこれからも私の血を飲めば…！｣
皆は苦しい思いをしなくて済む…！
檜山｢っそれは、｣
困ったような顔をする皆…
織山｢名前っ、！｣
拓実くんと青木くんが両脇を抱えた尚大が扉から見えた
名前｢尚大っ！｣
ベッドから降りようとすると、ふっと力が抜ける
豊田｢名前ちゃん！｣
檜山｢名前っ｣
2人に支えられて、転ばずに済んだ
名前｢あっ、ごめん…！｣
ベッドに後戻りして、やっと尚大と目が合う
顔色は幾分か良くなっていて、瞳ももう赤くない
良かった…！
そう伝えようとした時、
尚大｢名前、ほんとに、ほんとにごめん！｣
尚大の目から涙が溢れ出した
拓実｢織山…｣
名前｢そんな…！私が勝手にやったことだから｣
それにあのままじゃ…
その先が言えないでいると
青木｢確実に大変な事になってた。吸血鬼はね、枯渇期に血が足りなくなるとどんどん心臓が締め付けられてくの｣
それで最後は破裂する
静かに青木くんが言葉を紡ぐ
名前｢そんな事が、｣
織山｢っでもこんなの黒羊と一緒だ…名前を欲望のままに傷つけた！｣
名前｢違う！尚大はあんな奴と一緒じゃない！｣
首の傷がズキリと痛んだけど、傷ついてなんかはない
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
