バグ3 ページ3
チームZにスポドリを配り終わった後、お腹を空かせた太一は食堂へ向かう
『あれ、凛』
そこには珍しく糸師凛の姿があった
別に食事をするでもなく、ただぼーっとしている
『珍しい、なんか食いきた?』
凛「別に」
いつもの塩対応
だが太一が来た途端、少し表情が明るくなった凛
千切同様、本人は隠しているつもりだが、全くと言っていいほど隠しきれていない
まるで別人
高血圧になるほどの塩対応&無表情はどこいった
とだれもが思うだろう
『俺お茶漬け食うけど凛も食べる?』
凛「!、ん」
お茶漬けというワードに目を輝かせた凛は、小さく頷く
それを確認した太一は嬉しそうに準備に向かう
勝手にお茶漬け作ったら絵心さんに怒られるだろうなー
と思いつつも、手は止めない
後はお湯を注いで持っていくだけ
そんな時に、いつの間にか凛が後ろに立っており、密着する形になっていた
『おわ、びっくりした』
凛「…お茶漬け食ったら寝る」
太一の首に顔を埋め眠たそうに言う
最近夜遅くまで自主練していた事を知っている太一は、いいよと了承し
「せっかくなら俺んとこで寝る?」
と聞くと、凛はすぐ茶碗にお湯を注いでスプーンを持ち、追いつけていない太一を待っている
その間、約0.1秒
凛「さっさと行くぞ」
『ぇ、あ、はい。行きます』
スタスタと先に行ってしまう凛の背中を見て
人間の行動力ってやべぇ
と改めて実感した太一は、自分のお茶漬けを持ち凛を追いかけるのだった
175人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太宰無音 - 好きです結婚してください (7月22日 11時) (レス) @page6 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - りんごさん» マジすか、直してきます!!教えてくれてありがとう! (2023年3月28日 15時) (レス) id: 90c3d3e5d6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立っちゃってますよ! (2023年3月28日 14時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おにぎり | 作成日時:2023年3月24日 22時