刀剣男士を庇って死んだら来世もろくな物じゃ無かったし前世の記憶残ってるしやり直しって出来ますか？弐【刀剣乱舞】

記憶５３個目 ページ8

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『…宗近、あっちのお前とここのお前は違い過ぎるよ…』


「…？何か有ったか」


『ここはおっとりでザ、O型って感じなのに…』



　黙ってれば目の保養、あっちは内側が弱くて、守って上げたくなる感じ。こっちは、ラスボスってる。


　…内側が脆いか、そうでないかの違いだけど。



「それで、何方の約束を破る」


『知ってるんだ。前の本丸との約束を破るよ。…また…痩せちゃうかも』


「そうか、其れは良かった。彼処を捨ててくれるんだな」


『捨てるとは言ってないぞい？』




　勝手に隣に座る。この三日月は、審神者が来なくなった本丸に居たらしい。


　……手を縛られて。あれまぁ。



『手首の痕は…消えた？』


「嗚呼、主のお陰で…気持ちも分かった」



『気持ち？誰の？』


「前主のだ。手を縛った挙句、捨てた前主」



　 随分と最低最悪過ぎる気持ちが分かりましたね！どうしたし。




「…好きなモノは、縛り付けて、何処にも行かせたく無くなる。誰にも見せたくない」


『かなり凄い方向に進んだな…』


「そう、分かったんだ。此の醜い感情が何と言うのか…之が愛と言うモノか」



　愛はそんな物騒じゃない！あ、でも１２画目か１３画目で殴ったら行けそう。


　まあ、愛は奪うものかもしれないし…。




『うん、それで幸せなら良いよ』


「…我儘を一つだけ。昔の本丸の奴と、二度と話すな」


『うん、……ん？』



　二度とってほぼ無理ゲー…。

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