シングルマザーですどうも。 (ページ6)

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Aside。

めんどくさいからそのまま帰ろうとしたら

ジョングクさんが送るとか言い出して付いてくる。

このルックスといいさっきの行動と言い、

絶対この人女慣れしてるよな…

なんて思いながら歩いていると、

JK「Aちゃんてひとり暮らし？」

積極的に話しかけてくるジョングクさん。

いつからかタメ語で話しかけてくるように。

「二人暮らし。」

めんどくさいからタメでいっか。

JK「へぇ誰と？」

やっぱそれ聞くよな…

「娘と。」

何ともないような表情で淡々と答える。

JK「嘘…いくつだっけ？」

驚いた顔をしながらも質問を止めない彼。

「18。15で産んで相手は別れた。」

JK「別れたって…妊娠したとき？」

そう言われるとあの時の電話で彼に言われた言葉がまたリピートされる。

「産むなら勝手に産めって。それっきり音通不信。」

なんであんな男と付き合ってたんだろうか…

昔の自分馬鹿だなぁ。

JK「仕事とかしてるの？」

体を売って生活していることは身内以外に隠していない。

特に支障はないし。

「体売って生活してるよ。」

これには今日一番の驚き見せるジョングク。

JK「う…そ。そのとしで…？」

「仕事雇ってもらえねぇからね。」

そう言うとジョングクはなにか思い付いたよう。

JK「ねえ俺達の事務所で働かない？」

歩みを止めるジョングク。

「雇ってもらえるってこと？」

咄嗟に自分も歩みを止めてしまう。

JK「そう。今やってる事と対して変わんないよ。」

今やってることと変わんない？

「体売れってこと？」

JK「普通にマネージャーとしての仕事をこなしてもらうのと、メンバーにご奉仕して上げるだけ。簡単じゃない？」

メンバー？

ていうかこいつの簡単の基準わかんねえ。

「とりあえず今より稼げるならなんでもいいや。」

そう言うと

JK「確実に稼げるね。」

と自信満々に即答するジョングクを見て少し笑ってしまう。

「乗った。その仕事やるよ。」

こうして私は初めて雇って貰えることになった。