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雄登「暗くなるまで
付き合わせちゃってごめんね?」
いつのも帰り道なのに
誰かと、
那須くんと
ふたりっきりだし
彼と、手を繋いでるせいで
全く
普通なんかじゃないの、
「ううん、全然、!」
「すっごく、楽しかった、」
重たい荷物を持った学校帰りは、
なんでこんなに家と駅が遠いんだろうって
嫌味のように思っていたけど
今日だけは……
なんでこんなに、家と駅が短いんだろう、
雄登「じゃあ」
桜木、の表札を目の前に
那須くんと私の手が離れる
長いようで短かった、
彼との魔法がとけてしまう
帰りたくない!って言えるような女の子
だったらいいんだけど、
こんな私に、
そんな少女漫画のヒロインみたいな
勇気のある行動なんて出来るわけない
「また明日、」
だから、私は
目には見えない、
もうすぐとけきりそうな魔法を
自ら、といた
雄登「うん、明日ね」
少ししゃがんで、私と目線を合わせると
私の頭を、ポンポンって。
私のモノクロになりかけていた世界が
一気に、鮮やかに色付く
雄登「バイバイ」
「ば、いばい、」
にこって、私に笑いかけると
彼は背を向けて
私たちが歩いた道を辿って行った
私は、ただそんな彼を見つめるだけ
……、、、
胸がバクバク鳴って、
きゅーって締められて、
恋って、こう、い、うものなの、?
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あんず(プロフ) - 浮所れのさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて、嬉しい限りです……!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年1月9日 21時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
浮所れの - 最近になってあんずさんのお話読むようになりました!!ほんっとにあんずさんのお話が大好きです!これからも頑張ってください! (2019年1月9日 20時) (レス) id: de3616bde2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - Mochaさん» ありがとうございます!そう言って頂けて、とっても嬉しいです! (2018年12月1日 15時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - あんずさんのお話大好きです!! (2018年11月26日 17時) (レス) id: 649c667522 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ひなかさん» ありがとうございます!!そう言っていただけまして、とっても光栄です!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年11月25日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2018年11月13日 20時