じゅう。 ページ14
Aと歩いて、数十分。川近くに差し掛かった頃。
｢あれ。シャオロンやん！お前何してるん｣
真っ黒なパーカーをフードまで被り、大股で歩いてくるこの男。
｢…ゾムやん。｣
｢久しぶりやなぁ！！いや、そういや昨日連絡したか！｣
鋭い歯が見えるほどいい笑顔をするゾム。
こいつは小学生の頃同じクラスで仲良くなった。
｢…あれ、もしかして仙田さん？｣
｢あっ、ゾムくんか！！こんにちは！久しぶりやね｣
｢え！ほんまに仙田さんなん？！｣
｢どっからどう見てもAやろ。頭おかしいんかお前。｣
｢…なんや、昔よりさらに可愛なったな。｣
｢えへへ、ありがとう。最近頑張ってるの。｣
え？という顔をして俺の方を見るが、違うぞ。俺じゃないねんと首を横に振る。
｢ふぅん。そうなんか。ところで二人は何してたん。｣
｢お散歩！シャオくん誘ったら、いいよって言ってくれて。｣
｢朝からやる事なんもないなぁ思ってたから、いいかーって。ゾムは？｣
｢俺も言うたら散歩やな。これから飯行こうか思うてんけど二人もどうや？行かんか？｣
｢んー…どうする？シャオくん｣
｢Aが行くなら行くけど。｣
｢じゃあ行こう！ちょうどお腹すいてたし！｣
｢よっしゃ決まりやな！どこ行くかなぁー｣
ゾムの嬉しそうな顔と言ったらまぁ。
流石にAおるし、食害はされんやろ。
Aと一緒に飯食うんも久しぶりや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぇる(プロフ) - 瑠璃丸さん» コメントありがとうございます！ (2021年4月18日 11時) (
レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃丸(プロフ) - ｱｯ(尊死)sha推しが死にました… (2021年4月18日 11時) (レス) id: c5f9857231 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
