プロローグ《は》 ページ4
学園に行くまでのお話
私を正座させたじいちゃんは、真ん前に座ると
少し真面目な顔をして話を始めた。
「いいか?お前は今、何故か子供になっとる
原因は黒古毛の作った飴玉を食べた可能性が高い
でも、もし原因がそうじゃないとしても
お前が子供になった事に変わりわないんだ
大人であるお前が子供になるなど普通はありえん
もしかしたら、お前に危害が加えられたり、
悪い城の人間がその事を悪行に使うかもしれん」
じいちゃんはそこまで話すと、いつものニコニコした顔に戻り
忍術学園と大川さん?について話し始めた
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「__という訳で、大川の方には先に手紙を送り
事情は伝えておいた。あの学園には優秀な先生方
が沢山おられる。きっとお前を守ってくれる。
それとさっきも言った通りあの学園は忍術を学ぶ
が、その点は問題ないだろう。
お前は優秀な忍びだ。きっと上手くいく。」
じいちゃんはそう言って私をギューッと抱きしめ
頭を撫でてくれた。少し、安心する。
じいちゃんと話した後、父ちゃんと母ちゃんは
着替えや必要な物を入れた風呂敷を持って
じいちゃんと同じ様に話をしてくれた。
「いいか?あの学園の生徒さんも優秀なんだぞ?
弱気を助け、強気をくじく。とてもいい方達だ。
多分、お前は下級生と一緒になるだろうが
きっと良い子達だ。」
「そうよ?知り合いの忍びも褒めていたし…
あと、貴方はくのいち教室に行くはずよ?
くのいち教室の教師のシナさんはとても優しくて
とても正義感のある強い方。もし、何かあれば
相談しなさい。きっと大丈夫よ?」
そう言い終わると、
じいちゃんと同じ様に二人は私を抱きしめる
また、安心した気がする
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今日は、学園までの道のりを教えてもらい
その後は家族四人でゆっくり過ごした。
じいちゃんが言うには、
学園に行くとしばらくの間は家に帰れないらしい
だから、少しだけでも一緒に居たかった。
明日は、全く知らない場所での生活が始まる
やっぱり、嫌だ。でも、身のためでもある
私はそう思い、目を瞑って布団にくるまった
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私は、いつもと同じ様に朝早く起きて顔を洗い
朝飯をしっかり食べて着替え、三人に挨拶をして
一人で家の外に出た。
とりあえず、飴でも舐めて気楽に歩こう。
どうせ、子供のままなんだ。
仕方ねぇ。とりあえず、大人に戻れますよーに。
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ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時