【忍たま】チビになったけど飴舐めるわ

実習訓練、終了 ページ19

彦四郎 said



律は、山賊達を切りつける事はせず、

山賊のスネを打ったり、転ばせたりして、

逃げ道をつくった。

僕らは、律に続いて必死に走って逃げる

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しばらく走っていると、道の真ん中に大きな看板が

見えた

看板には『真城 律への課題』と書かれていた

私は先輩達に呼ばれ、その課題を確認する



『真城 律への課題

一つ、忍術学園でしたい事を述べる

二つ、ここにいる全員の名前をえる 』



よく分からん課題だな

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乱太郎 said



忍術学園でしたい事はまだ分かるけど、

ここにいる全員の名前を答えるって大変じゃ……

一年生は自己紹介をしているから、大丈夫だとは

思うけど……

二、三年生はどうするつもりなんだろう？

朝に軽く話しただけだと思うし……


なんて言う私の不安は全くもって要らないようで、

律は一つ目の課題を言い始めた



｢一つ目……せっかく忍者の学校に入ったので

しっかりとした忍術を学びたいです

学園長先生のような、立派な忍者になれるように｣



私は、それを聞いて衝撃を受けたけど

次の言葉でもっと衝撃を受けた



｢……こう言う答えで満足されますか？

それと、二つ目の課題無理がありますよね？

会った人は何人かいますけど、名前まで知りませんし

沢山いる先輩方をすぐに覚えられるはずがないです｣



律がそう言った瞬間、いきなり真っ白な煙が辺りを

包んだと思ったら、学園長先生と他の先生たちと

四、五、六年生の先輩方が現れた



｢ゲホッゲボッ…こりゃぁ、律が一枚上手じゃったの｣


｢まあ、おじいちゃんに

『大川は褒めときゃなんとかなる』と言われたので｣


｢ふむ…アイツも酷い事を言うな……まあ、良い

今日の訓練でお前の向いているクラスが分かった

明日はそのクラスと授業をしてもらう

それじゃあ、全員学園に戻りなさい！サラバじゃ！｣



学園長先生はそう言うと、また、煙玉を取り出し

地面にぶち当て、消えていった

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雷蔵 said



僕ら五年生は、真城に話しかけてみる事にしたものの

近づいた途端に、三郎の後ろに隠れられた



｢あ〜あ、兵助のせいで真城が怖がってるぞ？｣


｢うっ……だって……｣


｢ほーら真城？私がついてるから、怖くないぞ？｣



三郎は兵助を弄り、真城をあやしている

多分、兵助は豆腐の事で真城を驚かせたんだな……

でも、どうして三郎に懐いてるんだろう？

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