一目惚れされた【すとぷり】【莉犬くん】

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莉犬くんside
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あの後ころちゃんが行きたがってた場所行って、今度二人でする配信の話し合いして今日は解散ってなった。

まだ夜の19時。帰宅ラッシュかな、電車に人が多い。
俺は混雑する前から座ってたから良いけど…さっきの駅から乗ってきて、俺の前に立った子が凄く調子悪そうだった。

腹痛いのかな…そこに手を当ててるし。

「あの…座りますか？体調悪そうだし…」
そう言って立とうとすると

「いえ…大丈夫です…ありがとうございます」
やっぱり断られる。
俺だってこの場面なら恥ずかしくなって断っちゃうかも。でもさっきから顔は見てないけど声聞いてもやっぱ本当に辛そうだ。

俺は立ち上がった。

「丁度足が痺れて立ちたかったんです、寧ろ座るの交代してくれると有難いなって」

女の子は空いた席を少し見て、次に俺を見て、そして驚いた顔をした。


俺も驚いた。


その子の顔を見たのは初めてじゃなかった。






「Aさん…？」



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分かりにくいと思うのでまた補足ですすいません。

電車で座ってる時、自分の前の人の顔まで見るってあんまりしないと思うんですよ。(私そうなんです)
多分座ってる人から見ると、立ってる人の顔まで見るためには顔上げなきゃいけなくて、首を上げなきゃ見える位置はお腹あたりまでだと思うので…だから見えてないってことにしといてください言い訳がましくてすいません！＞ ＜


あ、あとこの作品作ってまだ2日目なんですが…
既にお気に入り登録してくれた方が60人もいて！もう作者びっくりです。ありがとうございます本当に。
コメントもしてくれると嬉しいです！

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