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スマホをポケットから出し、アカウントを作る。するとエーミールさんが僕のスマホをじっと見つめていた。視線が気になったので思い切って訪ねる。
「その待ち受け、彼女さんですか？」
「…………は！？」
普段あまり気にすることがなかったが、よく考えたらこの前の罰ゲームで待ち受けを『マイ』にしているのを忘れていた。僕のスマホを直接見る人間なんて瑞希くらいしかいないから気を抜いていた。
「え、ホンマに？みしてーや！」
「違いますよ！？ちょｯ、スマホ取ろうとしないでくださいよ鳥井さん！」
腕を伸ばすゾムさんから逃げ回る。違うって言ってるのに。しつこい男は嫌われますよ！？と、言いたいところだが、顔が良い人は何でも許される気がして言葉にはできなかった。
取り合えずゾムさんから逃げ切り、アカウントを作る。名前はえっと……『カルボ』でいいんだよね。
「これでいいんですかね？」
「え？あ、うん」
ゾムさんが確認してくれた。早速一言呟いてみる。直ぐに反応が来るなんてことは無いから、ログアウトのボタンをタップしてスマホをポケットに戻す。そしてまたハンバーガーにかぶりついた。
「Aまだ一つしか食ってないやん」
「ホンマやな。シッマ食わせたれ」
「やめてください。ホンマにお腹一杯なんです」
ポテトを詰め込もうとしてくるコネシマさんの手を押さえ付け(とはいえ力の関係でほとんど添えてるだけに過ぎなかったが)、素早くハンバーガーを食べ終わる。
「水無月さん、これも美味しいですよ！」
「……そうなんですか？」
「はい！食べてみてください！」
エーミールさんからナチュラルに食害を受ける。無自覚って怖い。
しかしその頼みを無下に断ることが出来るほど心を捨てていない僕は渋々エーミールさんに手渡されたものを口にした。
「あ、そういえばA門限とか大丈夫か？」
吐きそうになりながら咀嚼を繰り返しているとゾムさんからそう問われる。……もう高校生なのだから勝手に大人ぶっていたが、彼らからしたらまだ自分は子どもなのだろう。
「大丈夫です。基本的に親は帰ってこないんで」
「……触れちゃいけない感じ？」
「、いえいえ！そんな全然……共働きなんで、僕が寝る頃に返ってくる……感じです、から」
何か気を使わせてしまった。しどろもどろになりながらも弁解をする。
……失敗したな。こんなしょうもない話でそんな顔をさせたくなかった。
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眠井さん - みっくす13。さん» みっくす13。さんおはこんばんにちは！ありがとうございます！とても励みになります！失踪しないように気を付けたいと思います…(笑) (2020年5月19日 8時) (
レス) id: e5ab6b52a6 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす13。 - (ｷｷｰｰｰｯｯ！！)おはこんばんにちは！みっくす13。と言う者です！この小説、面白いです！ゆっくりで良いのでこのまま続けてくれると幸いです！では、以上!(ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…) (2020年5月19日 1時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - くずをさん» ありがとうございます！自分の妄想を形にしているだけではありますが、皆様に評価されるような小説を書いていけるよう努力します！更新頑張ります！ (2020年2月29日 22時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年2月29日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - チョコレートさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠井さん | 作成日時：2020年1月25日 0時
