26cmから始まる恋 (ページ8)

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『おはようございます』

それからも普段と変わらない日々を送る

相変わらず担当は田中くんだけだし一言も話してくれないけど。

こちらから無理に話しかけるのもな…と思いあまり自分から話しかけることもなかった。

もしかして女だから警戒されてるとか…？

芸能人だし有り得る。

「 … さん、 Aさん、」
『 … へ？あぁ、すみません。聞いてませんでした』
「だから… 、飯、行きませんか。」

今までほぼ一言も喋らなかったから彼の久しぶりに聞いた言葉はご飯の誘いでした。

『 …行きませんね、』
「え！？なんで！」

『なんでって…撮られたらどうするんですか。』
「まぁ確かに…でも個室予約するし！出入りも別にするから！」

『 100パーセントじゃないでしょ。』
「うぐぐ … 、」

なんで急にご飯なんて…？

『田中くんって、私の事嫌いなんじゃないの？』

疑問に思っていたことを素直に聞いてしまった

シーンっとした空気が流れ
彼は目を丸くして驚いている

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