26cmから始まる恋 (ページ5)

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彼らの収録が終わるまで直しが無いか待機し
無事収録は終わった

帰る準備をしていると後ろから誰かが飛びついてくるのを感じた

「 Aちゃーん！」
『ジェシーくん、そろそろ飛びついてくるの辞めない？』
「再会のハグじゃん！AHAHA！」

ぎゅーっと強く抱きついてくる彼の腕力はやはり一般的な成人男性より強く思わず " うえっ " と変な声が出てしまう

それにツボった彼はひたすら笑い転げていた

笑いすぎて力が抜けた彼の腕の中から離れ荷物をまとめれば " またね " と言って部屋を後にする

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『はぁ、今日も疲れた』

いつもの居酒屋でビールを片手に項垂れる私

「おつかれ。」

と、同期の佳奈が枝豆に手を伸ばしながら言う

この子は渋沢佳奈、私と一緒に彼らのヘアメイクを担当している

新人時代から一緒にいる仲のいい同期だ

「今日の担当、きょもほくしんだったんだけどさぁ、
京本くんと松村くんってあんなに仲悪かったっけ？」
『あの二人が？初めて会った時とか結構仲良さそうだったよね』
「一言も話してるの見た事ないし、京本くんのメイクしてる時、松村くん入ってきたんだけどさ、Uターンしてどっか行っちゃったんだよね」

『まじ？』

あ … そういえば私と彼らの初対面の話まだしてなかったよね？

そこからはなそっか

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