22話 ページ25
・
A side
『ただいま』
あの後、1度も止まらずに走って家に帰った。
家は学校から近いからそんなに疲れなかったけど、顔は真っ赤に染まっていた。
冷たくなった手を頬にあてながら部屋にあがる。
ころんくんに手首を握られてすごく恥ずかしかった。
触れただけで顔が真っ赤になって、距離を置かないとということもあって、走って帰ってきた。
『(傷つけちゃったよね…)』
けど、これでいいのかもしれない。
私が距離を置かなくても、ころんくんから近づいて来なくなるかも。
ギュッ
また胸が痛くなった。
大丈夫!距離を置くだけ。友達を辞めるわけじゃないから!!
少し、
少し、距離を置くだけだから…
━━━━━━━━━━━━━━━
ガチャッ
春「お姉ちゃん!」
『はぁ…なに?』
毎度毎度のように勝手に部屋に入ってくる春奈。
何度言っても聞きやしない。イライラする。
春「お母さんが呼んでるよ!」
『お母さんが?分かった。今行く。』
進めていた宿題を中途半端にしたまま、リビングに向かった。
何の話だろう?もしかして、
サボったのバレた?
何の話か想像してたけど、話されたことは、予想していなかったものだった。
『お母さん、どうしたの?』
母「あぁ、早くどっちについて行くのか決めてもらおうと思って。今答えて。
お母さんとお父さんどっちについて行く?」
『えっ…』
・
429人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます!更新頑張ってください!絶対最終話まで見ます(゚∀゚) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:餅月 | 作成日時:2019年12月28日 13時