アイドルの助っ人始めます【朔間零】

男装メイク ページ41

貴方side




明星「先輩！俺ね俺ね！これであんずを変装させようと思うんだけど…」



そう言って明星が持っているのはプロレスラーが被りそうな覆面



『！？』



俺はそれを見た途端あんずを抱き寄せ



『こんな可愛い女の子になんて格好させんだ！！お父さんは許さんぞ！！』



あんず「先輩？」



明星「えぇ、でも、それ以外となると難しいんじゃ…」



『バーカ。俺に任せろ。俺の男装術見せてやる』



あんず「男装？ということは…先輩って」



『しっ〜』



俺は最後まで言いそうなあんずの唇に人差し指を当てる



『その話はメイク終わってからな？』



そう言って今は使われていない裁縫室に入る




『そこの鏡のあるドレッサーに座って？』



俺はその間にウィッグとメイクに必要な物を取り揃える



『あんずお待たせ！んで？さっきの続きか？』



あんず「A先輩…女の子なんですか？」



『そ…今まで隠しててごめんな？』



あんず「いぇ、そうではなくて…！！その…今まで守ってくださったので…その…」



俺はあんずの頭に手を置く



『良いよ…それに、あんずが癒やしてくれてるからそれでチャラってことで…いい？』



あんず「…！はい！」



そして、本格的なメイクを始めたのだった

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