171話 ページ22
「だれ、ですか。ここは、どこですか」
zm「…俺は、ゾムやで。こっちはトントン」
zm「えっと、…ここはお城で、」
zm「Aは、…その」
俺の口から何も出なくなった時
トントンが俺をおしのけてAの頭を撫でた
「ｯ、や、」
tn「A、はじめましてやな」
tn「トントンって申しますぅ」
tn「Aは、知らんかったかもしれへんけど」
tn「Aのお母さんに、ここに預けられたんやで」
tn「1週間ぐらい出張に行くんやってさ」
「…しゅっ、ちょ…」
tn「そうそう、やから俺らに預けられてるんよ」
zm「…」
扱い慣れてるなー、と他人事のように呟きながら
あいつらに報告しに行く
tn「…」
はぁぁぁぁぁ？！A、かわえぇ
まじで天使やんか…、まじ好き
しょっぴくんやないけどこりゃええなぁ…
tn「A、落ち着いた？」
「…おち、つきました…」
相変わらず俺のこと
バリバリ警戒しながら伺ってて
昔からなんやなーと呟いた
tn「な、A。好きな食べ物は？」
「ない、です」
tn「えー、ハンバークとか好きやないん？」
「はん、ばーぐ…？」
tn「え？」
「ｯ、ごめん、なさい」
またAから涙が落ちた
え、ハンバーグも知らないんか？
tn「…A、昨日食べたご飯とか言える？」
「昨日、…？」
「……覚えてません、」
tn「…そっか」
「覚えてなくて、ごめんな、さい」
tn「そんなことで、謝らんでええの」
不安げに瞳を揺らすAの頭を撫でる
子供らしくない
これも、あの環境のせいなのか
「……」
Aの容姿は10歳あたりで
小学生のような身長
これやと、どこぞのロリコンくんが
暴れそうやなぁ、なんて
笑を零していると
Aも釣られて口角を上げた
tn「…ふふ、せやせや」
tn「Aは笑っとる方が可愛ええで」
「可愛く、ありません」
tn「こーゆー時は、素直に受け取るの」
「…わかり、ました」
「ありがとうございます…」
tn「…」
「あ、あの」
tn「？」
「
「なんでも、します」
tn「へ、…」
なんでこんな小さいAから
その単語が出てくるん？…
tn「…無能って、なんや？」
「え、…？その、私のこと。です」
tn「…なんで、Aのことを無能って言うん？」
「私が、無能だから、」
tn「それは、Aが決めたこと？」
tn「それともお母さん達？」
「？えっ、と」
tn「……」
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とーる(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！ (5月25日 5時) (
レス) @page29 id: 8f3ff0fe85 (このIDを非表示/違反報告)
吏由 - わぁ！最終章…嬉しい‼︎そして楽しみです(*´꒳`*)あちき様お身体に気をつけて頑張ってください╰(*´︶`*)╯ (2022年6月8日 22時) (レス) @page50 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 柚衣さん» 柚衣ちゃん！沢山コメントしてくれてありがとうございます…！そうなんだ！高校はまじで気をつけてね…。頑張りマース！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 惡夜さん» まじで早かったです…！ありがとうございます！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ここさん» 最終章ですー…嬉しいような悲しいような笑 (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年5月14日 20時
