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Day 6 ページ6

その日は結局一人でランチを済ませ、まだ時間があったからスタッフルームでスマホを触っていた。



コンコン



「、はーい」



他のスタッフさんかと思い、ドアを開けるとそこには



り「やっほ」



昔と変わらない爽やかスマイルなりょうくんがいた。





「りょうくん…」

り「ここ、入っていいの?」

「あー…、うん。いいよ」







私の他に誰もいなかった為、他の人は外に食べてるかスタジオにいるかだと思ってりょうくんを部屋に入れた。




衣装を着たままのりょうくんは椅子に腰掛けるとニコニコしながら聞いてきた。





り「としみつとは喋ったの?」

「ううん、喋るわけないじゃん。」

り「なんで?」

「だって、私が振ったのに平気で喋るなんて出来ないし。ほら!としみつだって彼女いるでしょ?あんなに有名人になったんだから」

り「残念。としみつ、Aと別れてから1人もできたことないよ」




アイツらしいよな、と笑いながら答える。





「えっ、…そうなんだ」




私はあの後、彼氏が一人できたけどすぐに別れた。
それからはクラブに通いつめて月一で口説かれた男について行っていた。



り「としみつ、さっきしょんぼりした顔で帰ってきたからなんかあったのかなぁって」

「…早くいい人見つけて欲しいな」

り「その人、Aなんじゃないの?」

「そんなわけないでしょ」

り「…あ、そうだ。この後っていうか仕事終わったら飲みに行かない?」

「えっ?でも、りょうくん明日も忙しいでしょ?」

り「明日は何もないよ。少し遊んで帰るかな」

「そうなんだ」

り「Aは?」

「あー、私も今日終わったら帰ろうかなって。でも久々に飲めるなら今日はどっか泊まって明日帰ろうかな」

り「大丈夫?」

「うん、この仕事終わったらしばらだ休みなんだ」

り「そっか。じゃ、これ渡しとくね」






りょうくんは事前に書いておいていたのか、紙に書かれた自分のLINEのIDを渡してきた。





り「終わったら連絡して」

「わかった」





そう言うと、りょうくんは部屋からいなくなった。





今日、りょうくんと何を喋ろう。





そう考えても、出てくるのはとしみつに対する疑問ばかりだった。



これも、全部りょうくんに聞けば答えてくれるんだろうか。



『Aと別れてから1人もできたことないよ』



それぐらい引きずっていたのかな。




深く考える度に私の心は罪悪感で染まっていった。

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作品ジャンル:恋愛
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りんごじゅーす。(プロフ) - amichinさん» 失礼しました(汗)教えていただき、ありがとうございます! (2019年6月29日 23時) (レス) id: 978193e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
amichin(プロフ) - 半ば強引ははんばではなく、なかばと読みますよ! (2019年6月28日 3時) (レス) id: f6d131a32e (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とても面白い作品ですね!(*^^*)更新楽しみにしてます! (2019年6月14日 22時) (レス) id: 41e7cff00a (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - はじめまして!楽しく読ませていただいています(^_^)!細かいかもしれないですが、19歳で大学院に通っているというのは年齢的に合わないかなと思います、そこが気になってしまいましたがお話はすごく面白くてこれからの展開が楽しみです!…細かくてすみません (2019年5月23日 12時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんごじゅーす。 | 作成日時:2019年5月18日 20時

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