Day 12 ページ12
て「あ、りょうおかえり〜」
虫「どこ行ってた？」
り「……あ、友達のとこ」
し「うそつけー！！」
虫「あっ！もしかして、女の子の…」
り「違うって！！…まぁ、女は女だけど」
て「きゃー！」
女の子といったってお前らも知ってる奴だよ、と言いたかったけれど黙ったままスマホをいじるとしみつの前では言えなかった。
さっき聞いたAの話。
首に残されていた印はそういう関係を持ってる人と答えたけど、それはただ悲しさを埋めるだけじゃないかとも思った。
だけど、としみつがそれを知ったらどうなるんだろう。
としみつはAに好意を持ったりしていないんだろうか。
り「あ、てつや。」
て「んー？」
り「Aのインスタとか知ってる？……あ、」
虫「A？」
し「え、今Aって言った？」
ゆ「Aに会ってきたの？」
と「……は？」
り「あ、いや、」
みんなの視線が一気にこちらに向かう。
としみつなんか半分睨んでたと思う。
り「……わかったよ、全部話す」
、 、 、 、 、 、 、
「はぁ〜、疲れた」
仕事が終わったのは夜7時半。
今日は少し長くなってしまったな、と思ってスマホを取り出すと見たことない相手からのLINEだった。
としみつ急にごめん。りょうに教えてもらった
としみつ仕事終わってから会えない?
何勝手に教えてんだよ、と思ったけれど別にこの人とはもう関係もないしいいやと思って軽く返信した。
A名駅の金時計前にいるね
昨日、りょうくんに全部話してしまったけどあれで正解だったのかな。
鏡で首を見るけど、薄くなっただけでまだ形は残っていた。
、 、 、 、 、 、 、
目的地に着くと、すぐに彼らしき後ろ姿を見つけた。
東京にいたあの日から彼とは会っていなかった。
少し緊張しながらも肩をポンと叩く。
「おまたせ」
と「…おう」
付き合ってた日は二人とも笑ってたのに。
待ち合わせ場所から手を繋いでたのに。
今では遠く感じてしまった。
「なんかあったの？」
と「いや、話があって」
「…りょうくんから聞いた？」
と「まぁ、な」
「そっか」
と「どっか入る？飯食べた？」
「ううん、まだ。今終わったから」
と「じゃ、奢るよ。いい店知ってんの」
無理して笑った彼の横顔は昔と変わっていなかった。
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りんごじゅーす。(プロフ) - amichinさん» 失礼しました(汗)教えていただき、ありがとうございます！ (2019年6月29日 23時) (
レス) id: 978193e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
amichin(プロフ) - 半ば強引ははんばではなく、なかばと読みますよ！ (2019年6月28日 3時) (レス) id: f6d131a32e (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - とても面白い作品ですね！(*^^*)更新楽しみにしてます！ (2019年6月14日 22時) (レス) id: 41e7cff00a (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - はじめまして！楽しく読ませていただいています（＾_＾）！細かいかもしれないですが、19歳で大学院に通っているというのは年齢的に合わないかなと思います、そこが気になってしまいましたがお話はすごく面白くてこれからの展開が楽しみです！…細かくてすみません (2019年5月23日 12時) (レス) id: b56ed7d6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゅーす。 | 作成日時：2019年5月18日 20時
