【YouTuber】人狼ゲーム 1 (ページ20)

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自室に入ってベッドに横になる。

何度も眠ろうと試みたがまるで眠れない。

怖い。怖い……。

ちら、と時計を見上げると

既に12時30分になろうとしていた。

もう人狼の活動時間だ。

扉の向こうには

私たちを殺そうとしている人がいる。

心臓がドクンドクンとうるさく鳴っていた。

震えが止まらない。

恐怖で手足がどんどん冷えていく。

「……っ」

とうとう起き上がり、

ベッドから下りるとその下に潜り込んだ。

うつ伏せになって震え続ける────。

耳を澄ましていると、

わずかに靴音のようなものが聞こえる。

意識を集中させないと拾えないほどの音だ。

……本当にいるのだ。人狼が。

神様、どうかお願いします────。

助けて────。

心臓が早鐘を打つ。

必死に祈りながら

そのときが過ぎるのを待った。

ズドォン！ ……一際大きな音が響いた。

衝撃で思わずびくりと肩が跳ねる。

わずかに身体を起こした。

何の音だろう。

先ほどよりも鼓動が速くなる。

まさか、銃声……？

ということはつまり、誰かが殺された？

信じられないという思いと、恐怖が混在する。

「……」

それよりも、私じゃなくて良かったという

安心感の方が大きくて、身を縮めるようにして

ベッドの下から這い出た。

それでも震えは止まらなかった。

一人でいるのが恐ろしい。

ベッドの上で毛布にくるまっていると

気付けば朝を迎えていた。

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