検索窓
今日:15 hit、昨日:7 hit、合計:66,783 hit

16話 ページ17

そりゃ伏黒がいつもに増して世話を焼くのも、わからんでもないわ…


なんて思いながら、まだ温かいご飯に手をつける、美味しい。






"食べ終わった"






そう送ると数分後に部屋のドアがノックされ、例のオカンが入ってくる。


だけど眉間には皺が寄っていて、なんとなく纏う空気がヒリついているような気がする。





「全部食ったのか。」


『食欲あったから!』


「そうか。
熱は?」




伏黒はベッドの淵に座ると、体温計の電源をつけて私に渡してくる、つまり測れと。


素直に従って脇に挟むこと数分、表示されたのは【38.8℃】の文字。





「傷口、少し炎症起こしてるらしい。
発熱もそれが原因かもって、家入さんが。」


『そっか…

……あのさ、なんか怒ってる?』


「あ?なんで。」


『ちょっと怖い…』





目も合わないし、いつもより口調も淡々としてる。

いや、いつもこんな感じだと言えばそれまでなんだけど…





「……お前が、また誰も頼ろうとしねぇことに
すごいムカついた。」


『………え』


「そういうの苦手だってのもわかってる。
でも、隠される方が嫌なんだよ。」



『っ…』



「俺が気づかなかったら、今回のことも隠すつもりだっただろ。

…いつか、お前が無茶しすぎて、取り返しのつかない状態にならないかって、ずっと心配してる。」





…怒ってるだけじゃない、私のことを本当に心配して、気にかけてくれてる。


そこまでしなくてもいいのに、こんなにも気にしてくれることに胸の奥が熱くなる。





そして、普段はそんなことを言葉にしないだろうに、素直に自分の気持ちを吐き出してくれたことにも私は驚いている。





『………可愛いとこあんじゃん。』


「…あ?」


『ほんと私のこと大好きだねぇ』


「……。」




ようやくそこで目が合った、かと思えば結構な力でデコピンをしてくる。




「思ったより元気じゃねぇか。」


『そうだよ。
だから伏黒は自分の部屋戻りなね。

……ゲホッ』


「……。」





にっこり笑って見せるも、この無表情よ。


静かにお皿を片付け始める伏黒に『あ〜』なんて情けない声を漏らせば「いいから寝てろ」なんて言われる。




『……ごめんねほんと。』


「もう謝るな。」


『…じゃあ、ありがと。』


「ん」


『……あの…やっぱり、もうちょっとだけここにいてほしいって
言ったら、わがまま?』


「…俺が言ったこと忘れたのか。


そういうのはいくらでも言え。」

17話→←15話



目次へ見た履歴作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (195 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
768人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃっぱ(プロフ) - 裕里恵さん» ありがとうございます( ; ; ) (2月17日 18時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ほわらさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます🙇‍♀️✨コツコツと更新できるよう頑張っていきます💪🏻🔥 (2月17日 18時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
裕里恵(プロフ) - 続き楽しみです。 (12月21日 17時) (レス) @page22 id: ed84ddc676 (このIDを非表示/違反報告)
ほわら(プロフ) - あの!!!!がちで!!!続きください!!こんなにも続きが気になる小説初めてです!!!!ちゃっぱ様の小説どれも神すぎて大好きです!!!! (12月21日 4時) (レス) id: fb7e84618e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - Shikiさん» 虎杖みたいなのが()ヤンデレするのが1番たまらんですよね、、、えってぃ、、、^^ (12月10日 0時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2025年3月26日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。