52話 ページ4
『ん"…頭痛い……』
起きた瞬間、頭痛の酷さにびっくりした。
体も妙に重たい気がするし…あ"ー絶対昨日の雨に打たれたせいだ…やっちったなぁ。
体温計…って思ったけど、この家のどこにあるのか知らないから、まあいいや。
これくらいなら大丈夫でしょ〜！…なんて自分の体を奮い立たせて、いつも通りリビングへ向かった。
『おは……なに、この重たい空気は。』
いつもなら、爆豪くん以外のこの3人は「おはよー」とか朝から爽やかな挨拶返してくれるのに
今日はただ、3人全員が机の上の何かを見て固まっていた。
「……A、これ…」
『なんですかー
……え、』
"俺のことは放っとけ"
そこにあったのは、それだけ書かれた置き手紙と
この家の鍵だった。
ｶﾞﾂﾝｯ
頭の中を金槌で殴られた気分だ。
とうとう爆豪くんが
この家を、仲間を
完全に切り離した。
あの時の私と同じように。
「なんなんだよこれ…」
「アイツ…どうするつもりなんだよ。」
「……A、お前知ってんだろ？
爆豪に何が起きてんのか。」
そう言って私に視線を向ける切島くんの目に、思わず肩が跳ねる。
『……うん、知ってる。
けど……』
「教えてくれ、全部。」
『ｯ…』
「A！」
『……無理だよ…ｯ
だって……爆豪くんは……』
君たちを守るために、自らを犠牲にしてるんだから…
ここで真相を話して
爆豪くんを慰めにでも行くの？大丈夫だよって？
そんなの…更に追い込むだけだよ…
絶対に破れない"契約"
その契約がある限り、この家を出るのはきっと時間の問題だった
『もう……どうしようもな、』
「ほんとに？」
『え……？』
「もう本当に、どうしようもねぇの？」
顔は真剣なのに、声色は優しくて。
俯く私の顔を覗き込んでくるのは、やっぱり嫌な幼馴染みだった。
「俺はそうは思わねぇけど？」
『……何を根拠に、』
「その言葉そっくりそのまま返すぜ〜。
俺たちは絶対諦めねぇ。
仲間1人救えないで、なーにがヒーローだっての。」
『で、も…』
「"独り"にさせたままでいいの？」
『…ｯ！』
……いいわけ、ない。
そうだ
きっと、救う術はまだ___
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
