72話 ページ24
爆豪くんは、ジジイの拘束を解くと
ゆっくりと立ち上がって、クリアの前に一歩出る。
ねぇ、なんで…
君はこの呪縛から解き放たれたいんじゃないの？
どうして…助かろうとしてくれないの…？
「悪ィな。
俺にはどうしても譲れねェモンがあんだよ。」
『なにを…言ってるの……
契約を解消すれば…君はもう何も失わなくて済む…自由になれるんだよ…ｯ』
「目の前でお前を失うくれェなら、
俺の個性因子でも何でもくれてやる。」
『……………は？』
何を…言っ、て……
「俺の【最も大切なもの】はお前なんだわ
A。」
え……
「お前をフッた日…お前に"俺を守らせた"と知ったあの日
そのことが理由でフッたっつーのに、俺はそのことを今日までずっと後悔しとった。
これからも俺は、多分その事を引きずり続ける。
だから、少しでも俺が俺を許せるように
今度は俺がテメェを死んでも守る。」
……なんて、馬鹿な人なんだろうか。
つまり…今日この日までずっとこの人は…
……じゃあ、さっきの"私を忘れられなかった"っていうのはそういう意味なの…？
『……今更遅いよ、バカ。』
「ンなこと俺が1番わかってんだよ。」
『……。
一人でなんて、戦わせない。』
情報量が多すぎて脳が追いついてない…けど……
剣を持ち、爆豪くんの隣に並べば一気に顔を顰められる。
「俺一人でやるから意味があンだろーが。」
『……違うんだよ。
あのね…あの日に後悔を残したのは
私も同じなんだよ。』
「……どーゆー意味だそれ。」
『その話は後。
…今は、コイツを倒そう。』
ｷﾞｭｯ…と剣を握りしめる
あの日の苦い思いも全部込めて。
その時、爆豪くんが隣で笑った気がして
顔を見上げると目の奥がジン…とした。
真っ直ぐな眼差し、光のある瞳
自信に満ち溢れた表情
あぁ…そうだよ
それでこそ、爆豪くんなんだよ。
ひたすらにNo.1への道を駆け上がっていく
情熱ある姿
そんな君が
私は好きだった。
…今なら思い出せるかな
"いいか。
俺は将来、ぜってぇNo.1になってやる。
そしたら____"
この言葉の続きを。
『足引っ張らないでね。』
「ハッ、クソ余裕かよ。」
ここでつけよう
この戦の決着を__
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
