68話 ページ20
……あぁもう、ほんと憂鬱だ…この人たちとの会話は。
久々にまともに会話したかと思えばこれだ…はぁ。
「…ひぃっ…お腹痛ぇ……
まぁ、なんだ、A。」
『なんデスカ』
「絶対、俺たち5人で帰ろうな。」
"5人"
…当たり前のように、私もカウントされてるのか。
なんだか…むず痒い気分だ。
ニカッ！と笑いながら言った切島くんに、どう返せばいいかこの時の私はわからず、静かに頷けばポンポンと頭を撫でられた。
そして、迫った式に備えて作戦を練ろうとした
その時だった。
「…何の、話を…してるんですか？」
『レイカさん……』
おいおい…ここは誰にもバレない場所じゃなかったのか？！
透明さんを睨めば「あちゃ〜…」と手で顔を覆う。
「…爆豪さんが、式を壊そうと目論んでいるっていうのは
本当なの？お兄ちゃん。」
怒っているのか、悲しんでいるのか
絶望した表情で透明さんを睨みつける。
腹を括ったのか透明さんは顔を上げると、ただ無言でレイカさんを見つめ返す。
「それじゃあ…彼はやっぱり、私と結婚する気なんて
ないんだ……そっ、か…そう、だよね…」
「……。」
「ようやく…認めてくれる人がいると思ったのに…
所詮私は出来損ないの使えない女……
誰も私のことなんて必要としてくれないのは当然、なんだよね…はは…あはは………」
ｸﾞｼｬｯ…と綺麗に整えられた髪の毛を掴んで乱す。
可愛らしい顔にそぐわない歪んだ表情で、目には涙を溜めている。
「大体…なんでお兄ちゃんがヒーローたちと…キュナネと一緒にいるの…？
何が起きてるの……あぁ、もう嫌だ…ｯ
何も考えたくない……ｯ！！」
「落ち着け！レイ……」
ﾊﾟｼｯ
『この世に必要ない人間なんていない。』
「……私に、触らないで……っ」
『大好きだった人に裏切られて
想いを寄せた人に裏切られて、
最終的に、全部自分が悪い、私なんか誰にも必要とされない人間なんだと思い込む人が、一体この世には何人いるんだろうね。
…私も、あなたと同じだよ。』
今、苦しいよね
どうしたらいいかわからないよね
いっそのこと消えてしまいたい、とか思うよね
___私にはわかるよ。
『…だから、私が今からあなたを必要とします。』
「………え？」
『力を貸してほしいの。』
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ちゃっぱ(プロフ) - アキネコ。さん» 彼も相当なミステリアスな男だと勝手に思ってます🫢♡私たちにならいくらでも隠し事でも悩み事でも相談してくれ？♡何を放ってでも駆けつけるわぁ！！！♡() (2022年12月15日 0時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
アキネコ。(プロフ) - うぉぉぉぉぉ？？？？！瀬呂くん何か隠してるだろって思ってたら案の定!!!私に話してくれても構わないZE☆更新あざっす!!!!!!(笑) (2022年12月14日 17時) (レス) @page48 id: 1ef8943118 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - ぴょんきちまるさん» ほ、ほんまですか姉貴…！やったぁぁぁぁいいいいい！！！！うほほほぉ！(ｼﾞｬﾝｸﾞﾙﾊﾟﾗﾀﾞｲｽ)(?) (2022年12月14日 4時) (レス) @page48 id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんきちまる - …お、、おっ？？？おっとこれは、、、。これまた私の好きな展開かもしれん…！！！！！！（うぉぉぉぉぉ！） (2022年12月13日 6時) (レス) @page47 id: 94182d8a2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - そろぼち癒しの時間があってもいいと思うんですけどね、、(泣)みんな早く幸せになってくれ……君たちヒーローの卵を見てるとおばさんはもう胸が苦しくて苦しくて仕方ない…っ！！夢小説みたいにキュンキュンドッキンドッキンする青春ドラマやってくれよ！！！(???) (2022年12月13日 1時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年11月6日 23時
