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制服を着て盛り上がっている生徒たちに紛れこめば、案外バレないもので。
私の手を掴んでいた爆豪くんは一瞬その手を離すと、指を絡めて繋ぎ直してきた。
『え……』
「嫌だったら離せ。」
嫌なわけない
むしろ…嬉しい。
こういうの慣れてなくて恥ずかしさはあるけど……
ブンブンと精一杯首を横に振れば、少しだけ爆豪くんの口角が上がった。
「ン、俺から離れんなよ。」
『ｯ……はい…』
わぁ…これってなんか…デートみたい…っ
お互い忙しくて会えてもデートなんてできないし、堂々と外を歩くこともできないから、なんだか凄く新鮮な気分。
それと同時に、好きな人と手を繋いで外を歩くってこんな感じなのか…なんて、まるで高校生の初デートの時みたいな気持ちでドキドキしている。
「お前、何か食いてェもんあるか。」
『へっ？！
あ…えーと……り、りんご飴！
あ、でもたこ焼きも食べたいし…はっ！
あそこのイカ焼きも美味しそう…！』
……って、量が可愛くない…！
いつもはそんなこと気にもしないんだけど、なんだろう…初デート(仮)だからという認識だからかな…凄く恥ずかしい。
爆豪くんも、今のは流石に引いて……
「お前がちゃんと食欲旺盛で安心したわ。」
『………え、』
「行くぞ、たらふく食わしたる。」
…むしろ嬉しそうな顔された。
爆豪くんに連れられるまま、次から次へと屋台を回る。
「美味ェかよ」
『美味しい！』
「……ハムスターみてぇ。」
『それ馬鹿にしてるね？』
「いや、」
クレープを食べる私を眺めていた爆豪くんが、手を伸ばしてくる。
ｸﾞｲｯ
ﾍﾟﾛｯ
『な……っ』
「クソ可愛いって意味」
『〜ｯ！
ばかぁ……！』
少女漫画みたいなことしないでよ…心臓に悪い…ｯ！
また口元についたクリームを食べられないように拭えば、それはもうおかしそうに私を見て笑う。
もう……ほんと調子狂う…
その後は、生徒が言っていたお化け屋敷に行ったり、射的をしたり、ライブやダンスステージを見に行ったり、結構文化祭を満喫していた。
時折顔を見上げたら、心なしか楽しそうな顔をした爆豪くんと目が合ったりしながら、手を繋いで歩いて。
『……一緒の高校だったら、こんな青春もあったのかな。』
無意識にそんな言葉が溢れた。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
