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…正直、この人に出会った時点でこれを言われるのはわかっていた。
まあ今更、誰に何を言われたって痛くも痒くもないんだけど。
『少なくとも、先輩よりはよっぽどいい男ですよ。』
「ｯ〜！！
貴様…言うようになったな…！」
『え、ちょ…何するんですか…！』
ｶﾞｼｯ！と片手で両頬を鷲掴みにされると、そのまま肉倉先輩の怖い顔が近づく。
『キスなんてしたら爆豪くんが黙ってませんよ！
やめときましょうよ！』
「……そうか。
清く、美しく士傑で育ったというのに、
貴様は自ら汚れにいったのか……」
『……爆豪くんのこと汚れ扱いするのやめて
もらっていいですか。』
彼の良さはわかる人がわかっていればいい。
爆豪くんとタイプが真逆のこの人に理解を求めるつもりなんて微塵もない。
…けどやっぱ、
爆豪くんを悪く言われるの、死ぬより嫌だ。
「その体に再び教え込んでやろう…
元士傑生たる者は、規律を重んじ、清くあらねばならない。」
『先輩は士傑の恥だ……！
ひぃ…く、来るなぁ…！』
ｶﾞｼｯ
「……よぉ、
元気にしてたかよ…肉倉センパイ？」
先輩の後ろから肩に置かれた手
聞き慣れた、低くて掠れた声
肉倉先輩のこめかみの血管が浮かび上がる。
「…どの分際で私に触っているんだ、離せ。」
「どの分際ィ……？
……テメェこそ、誰の女に手ェ出そうとしてんだ。」
ﾊﾞｯ！
先輩が肩にあった手を振り解くより先に、私は大好きなその匂いに後ろから包まれていた。
『……なんでいるのぉ…！』
『助かったよぉ…！』と歪む視界の中、顔を後ろに向ければ、それはもう不機嫌極まりない顔をした爆豪くんがそこにはいた。
真っ直ぐに先輩を睨んで威嚇する爆豪くんに、肉倉先輩は静かに私への個性を解除した。
「お、なになに〜？
もうおっぱじめちゃってる感じぃ？」
その時、この場にそぐわない気の抜けた高い声がして、私はそちらを向くなりぶわぁっ…！と嬉しさが爆発する。
『ケミィさん…！』
「おひさ〜！元気にしてた？
てか、爆豪まじ激オコじゃん。
さっき正門前で会って、Aがコイツに捕まってるって
教えたら爆速で飛んでったんだよね〜」
「………俺の許可なくコイツに近づくな、殺すぞ。」
…これ多分激オコどころじゃない、ケミィさん。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
