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『あともう少しだよ。』
「んー……」
彼はNo.1ヒーロー
私にはわからない苦悩とか、たっっくさんあるんだろう。
No.3の私ですら、その肩書きの重さに耐えるのに必死なのに、爆豪くんはもっと……
あぁ…ほんと、情けない。
No.1ヒーローだとしても、彼は私の彼氏の爆豪勝己。
No.3ヒーローだとしても、私は彼の彼女なんだよ。
支えてあげないで、どうする。
そっか…こんな風にさせてしまったのは、他の誰でもない、私だ。
罪悪感を感じながら、ソファに力無く座る爆豪くんに水を持って行けば、素直に受け取って飲んでくれる。
今にも寝そうな、トロン…とした表情。
……爆豪くんのお家に泊まればいいのに、このホテルを借りたのは色々したいことがあったからなんだけど…休ませてあげた方がいいよね。
『眠たいならベッド行こ。』
「……眠たくねェ。」
『でも疲れてるでしょ？』
「お前に会えたから全部吹っ飛んだ。
お前がいんのに……時間無駄にしてたまるかよ。」
甘い……甘すぎる…
そんな言葉を、よくもまあスラスラと…お酒の力って凄い。
爆豪くんは私と目が合うなり、口角を上げると熱った掌を私の頬にｽﾙｯ…と滑らせる。
「顔真っ赤。んとに可愛いなァお前は。」
『ねぇやだ……その目…』
「顔逸らすな、俺に全部見せろ。」
『くっ…！酔っ払いめ！』
「あ"ー…お前のこと好きすぎてどうにかなりそう……
ずっと一緒にいてェ………」
向かい合ってソファに座っていた私の胸に顔を埋めて、ｷﾞｭｳｩｯ…と私を抱きしめる。
ずっと一緒に、か………
………そんな言葉、まさか爆豪くんから言われるなんて思ってもいなかった。
まあ、酔ってるからかもしれないけど……でも、人は酔っ払ってる時こそ、本心が見える。
……寝て起きた時に、忘れてないといいな。
『私も……ずっと一緒にいたいよ。
そしたら…爆豪くんのこと、近くで支えてあげられるのに。
……こんなになるまで一人で抱え込ませないのに。』
ごめん…彼女がこんなんで。
そう思いながら抱き締め返せば、私の背にあった手が頭に移動して、優しく撫でてくれる。
「………お前だけだと思うな。」
『え…？』
「お前の言葉、そのまま返すわ。
…お前のこと、支えられんのはずっっ…と前から俺だけなんだよ。
お前のこと、一人にさせたくねェ…。」
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
