136話 ページ46
ホークスはわざとらしく一つ咳払いをした。
「あー、俺が5位っていう結果にもしかしたら不安を感じてる人がいるかもしれないから言っとくけど、
別に何も心配いらないよ。」
ヘラリと笑って、ホークスはそう言った。
「時代は常に変化する。
ヒーローの世界なんて特に。
俺より凄いヒーローは少ないかもしれないけど、
毎年のように強いヒーローは誕生してる。
だから、不安に感じてる人たちは俺より上の順位にいった4人のヒーローをまずは信じてみて。
一人一人が、誰にも負けない己の強い信念を持ってる、貫いてる。
だから強い。
もう、俺なんかより強い。
彼らを信じて、応援してあげて。
絶対助けてくれるから。」
なんだかホークスらしくない言葉だ。
でも、紛れもなく彼自身が思っていることだということも、短い付き合いだけど十分に伝わる。
静まり返った会場でホークスは言いたいことを言い終わると「俺この後予定あるんで、じゃ。」なんてステージ上から姿を消した。
…相変わらずのマイペース。
だけどその去り際、
確かに私と目があった。
ふざけた様子じゃない。
真剣な表情で、真っ直ぐに私を見つめるホークス。
まるで言われているようだった。
___次は君だよ。
「さ、さぁ！続いてNo.4は！
前回からツーランクアップ！
ショート！！！」
ステージに上がったショートは、ホークスの言葉のプレッシャーのせいか……いや、次の世代を担うヒーローとしての貫禄があって、思わず息を呑んだ。
会場の雰囲気も引き締まった気がする。
「…ホークスはあぁ言ったが、俺より順位が上の3人は比にならねぇくらい強い。
凄ぇ頑固だから意志が何一つ揺らがねぇ、だから強い。
…俺ももっと、精進していきます。
大切な人を失うことがないように。」
それはきっと、ショートの奥さんのことだろう。
私と繋いでいた爆豪くんの手にグッと力がこもった。
大切な人を失ってしまう恐怖を、私たちは痛いほど知っている。
"一人一人が、誰にも負けない己の強い信念を持ってる、貫いてる。"
ホークス、あなたにはかなり助けられた。
だから聞いて行ってほしかったな。
今の私の言葉を。
「続いてのNo.3は、今期の支持率はNo.1！
空白の一ヶ月さえも覆すほどの輝きを放つ！
スターヒーロー【シャイニー】！」
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
