116話 ページ19
か、間一髪だった…！
ホッとするのも束の間、私の下に敷かれているこの硬いものは何だ。
「………重ぇ。」
『P-Zさん……？！
なんでここに……んぐっ！』
ま、まさかの私が下に敷いてたのP-Zさんだった…！
思わず声を上げた私の口を、P-Zさんは下から手で押さえてきた。
「デケェ声出すな、ください。」
『ぷはっ……すみません…。』
「僕がいなかったらどうするつもりだったんですか。」
P-Zさんはそう言って下からｼﾞﾄｯ…と私を見る。
たしかに…P-Zさんが助けてくれなかったら、今頃何か言い訳をツラツラと述べていたか、もしくはそのまま……
……あれ、でも。
『じゃあ…逆に、どうしてP-Zさんはここにいるんですか？』
「……。
あの、早く僕の上から退いてくれますか。」
『はっ！
す、すみません！』
私の質問に答えてくれることはなく、代わりにそう言ったP-Zさんの上から私は退こうとしたんだけど、
ｶﾞｼｯ
『えっ』
「こっからの眺めも悪くねぇ、っすね。」
『〜ｯ？！』
仰向けのP-Zさんに馬乗り状態の私の腰を掴んだかと思えば、ニヤリと口角を上げてそう言うんだ。
…色々、この体勢がヤバいことにようやく気づいた。
慌てて飛び退けば、喉を鳴らしておかしそうに笑うP-Zさん。
……あ、そんな風に笑ったの初めて見たかも。
なんだか楽しそうに笑うP-Zさんにすっかり意識を持っていかれちゃって。
『……そういや、ここどこですか。』
P-Zさんが廊下の脇から助けてくれたのはわかったけど、その先が何なのか、ようやく辺りを見渡した。
倉庫みたいな狭くて埃っぽい空間。
「…。
ここに来た頃、建物探検してたら見つけました。
僕の根城にしようと企んでるとこっす。」
そう言ったP-Zさんが奥の方にある古びたソファにボフッと座った。
根城て……
あなたもまだここに来てからの期間が浅いだろうに、完全にナメてるな。
なんて思いながらも、私はその横になんとなく腰を下ろした。
「……ほんと、僕に気許しすぎですよ。」
ﾄﾞｻｯ
気がつけば、視界にはP-Zさんの顔と天井しか映っていなかった。
「僕は今すぐにでも、アンタがここに忍び込んでいたって報告もできるのに。」
『…ねぇ、P-Zさん。
あなたはどうして、いつも私の"ヒーローとして"の行動を見逃してくれるの。』
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
