112話 ページ15
「はは、久しぶりに顔見れたと思ったら、何その不満そうな顔は〜！」
建物の屋上、私は特に警戒されていないこともあり隙をついて、こうして夜にホークスと落ち合った。
かと思えば、私の顔を見てケラケラと笑ってくるし。
…そりゃこんな顔にもなりますよ。
「へぇ、君の側近くんが爆豪くんみたいで、タチ悪くて困ってるのかぁ。」
『他の敵たちとは違って、なんだか悪い人ではない気がするんです。…はぁ。』
「いるよね、そういう敵。」
…あ。
私の言葉に笑顔を消したホークスが、缶コーヒーを片手に遠くを見つめた。
……何やってんの、私。
これは遊びじゃない。
敵は敵
例え害意のない敵だとしても、敵であることに変わりはないのだから。
『…すみません。
気引き締めます。』
「あーいや、まあそうなんだけど。
久しぶりに、目に輝きが戻ったなぁ、とも思って。」
『…ほぅ。』
「俺さ、繕うのが得意だから、君のこと羨ましかったんだ。」
『え……』
私のことが、羨ましい…？
ホークスは言った
「君の笑顔、俺も好きなんだ。」
『口説いてますか？』
「そう聞こえるならそうなんじゃなーい？
……だから、"心の底から"笑顔を無くした君が独りになる姿を見るのは嫌だった。
"独り"の辛さが俺にもわかるから
これ以上、孤独になってしまえば君はいつか消えてしまうんじゃないか
それらを考えたら、ああ言わずにはいられなかったよねぇ、って話。」
"でも、一人の人間として、俺は君を独りにはしない。"
「爆豪くんおらんかったら、今頃俺のこと好きになってたかもね〜」
『それは私も思います。
……ってちょっと。顔近いです。』
「うわ、こんなに動じん子、初めてだ。」
そりゃそうよ、私には爆豪くんだけだもん。
……最近は、新たな刺客が私を惑わせてるけど。
ｸﾞｲｯ
『ちょ、ホークス？！』
途端に顔色を変えたホークスが、私の後頭部に手を回すとそのまま自分の方へ抱き寄せて、そのまま羽で私を覆い隠すようにしてくる。
「たしかに、こりゃ厄介な敵さんだね。」
すぐ近くにあるホークスの顔を見上げると、前方に睨みを効かせて戦闘態勢になっていた。
「随分と楽しそうな密会っすね。」
聞き慣れた、低く落ち着いたトーンの声が、ホークスの羽根越しに聞こえてきた。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
