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おかん ページ17

うちはノートを買いに行くために外へ出た。

久々に外ゆっくり歩くけどやっぱ風に当たると気持ちいい。

徒歩5分くらいのコンビニには平日の夕方にしては客がいた。

ノート…ノート…っとあった。

ついでにアイスでも買って帰るか。

うちの大好きなチョコレートのアイスとノートを持ってレジへ。

「320円です」

よし、ぴったりあった。

にしても今日の店員さんは話しかけて来うへんな。
ラッキー。

うちはノートとアイスの入ったレジ袋を下げてコンビニを後にした…って…あ。

「ヒナやん」

コンビニを出た瞬間ばったりヒナに遭遇した。

村「おーAやん。買い物か?」

「そうやで。ヒナも?」

村「おう。すぐ終わるからちょっと待っとき。一緒に帰ろうや。」

「ええよ。」

アイス溶けてまうなー今食うか。

あーうま。

アイスを食べ終わった頃、ちょうどヒナが出てきた。

村「すまんな。帰ろか。」

こうしてうちらは歩いて5分の道を並んで帰った。

「ヒナ何買ったん。」

村「酒や。酒。切らしとったからな」

「ヒナよう飲むもんなー」

村「俺ちゃうで誰かが俺のやつ勝手に飲みやがっとんねん。」

「ええ度胸しとんなそいつ」

村「犯人見つけたらしばいたんねん」

「そう言って何もせんやつー」

村「アホかやる時はやるわ。」

ヒナはそう言ってうちの頭を軽く叩いた。

「ヒナに叩かれたん久々やわ。」

村「なんや叩いて欲しかったんか?」

「嫌や。痛いもん。」

うちがそう言った途端なぜかヒナが笑い始めた。
え、なんで笑ったん。
面白ポイントあった?

村「すまん。なんかツボに入ったわ(笑)」

「笑のツボおかしいやろ。」

ヒナの笑い声がピタリと止みうちの華麗なツッコミは見事にスルーされた。
そしてうちの目をじっと見つめて来た。

村「お前、なんか悩んでへんか?」

「え」

村「なんかあったん?聞くで?」

ヒナが頭をポンポンしてくる。

なんで悩んどる事わかったんやろ。
さすがおかんやな。
でも…

「大丈夫、何もない。」

村「そうか。それやったらええけど。」

こうやって先に知ってしまう人がおると余計な心配かけるかもしれんしどうせやったら後で全員に一斉に言いたい。まあもう丸には言うてもてんけど。

その後は適当に話しながら帰った。

安「おかえりーあ、信ちゃんも一緒やん」

「ただいまー」

玄関を開けるとひょこっと安ちゃがリビングから顔を出した。

村「ただいま」

その足でうちは自室に直行した。

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てりゅここ(プロフ) - サーさんさん» 初めまして!読んでくださりありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年4月24日 0時) (レス) id: a989dff0d5 (このIDを非表示/違反報告)
サーさん(プロフ) - てりゅここさん、初めまして!∞の紅一点シリーズ読ませて頂きました!主人公ちゃんとメンバーの関係性がこの後どうなっていくのかとても続きが気になります!そして主人公ちゃんのお姉さんもこの後出てくるのかな?更新頑張ってくださいね! (2020年4月23日 22時) (レス) id: 2aa0ad98f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月9日 0時

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