∞の紅一点 Part７

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チ「Aさんに別の仕事が入ってた日なので心当たりが無くて当然かと。ちなみに他の共演者さんはいました。」

そうなんや…
ってやっぱりチーフはエスパーなんかな。

チ「Aさん、さっきからずっと声に出てますよ。」

「え、嘘やん。」

チ「とりあえずそう言う事なので…。あ、忘れてました。もしそちらに参加する事になれば関ジャニ∞としての活動を1年半ほど休止して頂かないといけません。」

「なんで？」

チ「まず撮影に1年かかるそうで…。あと向こうの生活にも慣れてからじゃないと不便なので撮影が始まる半年前には向こうに行っていただく事になります。」

かなりの超大作やなぁ…

チ「まあ返事は急がなくて良いそうなのでAさんの決意が固まるまでゆっくり考えてください。Aさんが関ジャニ∞としてのお仕事が大好きなのも分かっていますし。でもこんなチャンス滅多に無いのでね。」

「分かりました…」

ち「橋本さん、ありがとうございました…。Aさん、僕が家までお送りします。」

ちーくんまだおったんや。
送ってくれるのは嬉しいな。
ずっとヨコに頼るわけにもいかんし。

「ありがとうちーくん。じゃあチーフ、お疲れ様です！」

チ「慎重に決めてくださいね。」

こうしてうちはちーくんと一緒に事務所を出た。
まさか日本のいちアイドルこんなすごい話が来るなんかなぁ…
うちよりも空手強い人いっぱいおるのになんでうちやったんやろ…
まあ考えてもしゃあない。運が良かったんやろな。
うちは関ジャニ∞が大好きやから1年半とはいえ離れるのは考えられへん。
けどこのチャンスも捨てがたい。
チーフもゆっくり考えろ言うとったしゆっくり考えるか。

帰ったらまず誰に言おう。
やっぱ丸かな。親友やし。それとも安？送ってくれた横？親身に相談乗ってくれるヒナ？的確な助言をくれるすばる？未だ既読が付かん亮ちゃん？ま、大倉は論外やな。
あいつ行くなとか言いそうやし。

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