39.砂時計 ページ39
「...うーん」
家に帰ってみてもやっぱりあの砂時計が気になる。
失くした記憶については知りたいけれど、流れ着いたときに持ち物はなかったって言うし
着ていた服は手がかりとして一応捨てずにとっておいてあるにはある。
「ない、か。」
一応もう一度その時の服を調べてみるけどこれといったものはない。
はあ、なんだか記憶のことになるといつも暗い気持ちになる。
よし、気分転換でもしよう。
「明日、街のほうへ行ってみよう」
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
街は相変わらず賑わっていた。
普段あまり来ないから落ち着かないけど、気晴らし程度でたまにはいいな、こういうのも。
「...とは思ったけど、これは買いすぎ？」
果物が美味しそうでついたくさん買ってしまった
重いしそういえば私1人だしこんな量食べきれるの？と買った後に冷静になってしまった。
「毎日果物かなこれは。」
幸い、いろんな種類ばっかりを買ったから飽きはしないだろうけど、
まあもしもの時は近所のあの子におすそ分けでもしようかな。
なんて考え事をしてるのがいけなかった。
前が荷物のせいであまり見えなかったのも原因なんだろうけど。
かなり強めに誰かにぶつかってしまった。
「ごめんなさい！よそ見してて...!」
いくつか果物が落ちたがそんなことよりも先に謝る
？「いや、私こそすまなかった。あなたのほうこそ怪我...は」
「いえ、大丈夫です...血が、血が出てます...!!私の家、すぐそこなので手当てさせてください」
ぶつかってしまった相手の男性は私もみて驚いた顔をしている。
申し訳ない。こんな慌ただしい女性と出会ったことがないのだろう。
この島の人ではない、けれど育ちの良さそうな顔立ちに背格好だった。
？「いやそれより...」
「話は後でいいのでついてきてください...!!」
とりあえずこれ以上失態をしないよう半ば強引に家に連れていった。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
「...すみません、怪我させたのに帰り道荷物まで持っていただいて...」
？「こちらこそ、迷惑をかけた」
とりあえずお茶とさっき買った果物をだす。
男性は改めてみてもやっぱり綺麗な人だった。
この島の人ではないみたいだけど観光客かな？
？「...A、じゃないのか？」
突然男性に名前を呼ばれて驚いた
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かるぴ(プロフ) - めっちゃ好きです...！続編の更新心待ちにしてます！ (7月15日 23時) (
レス) id: 33666e1c00 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - おふとんさん» 更新いたしました！本当にコメント嬉しいですありがとうございます！！ (2020年4月18日 1時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - すごく感動しました…！！ゆっくりで良いので更新がんばってください！！！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 7e512559d0 (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - けーさん» コメント嬉しすぎです！ありがとうございます（ ; ; ）めちゃくちゃ好きだなんて、、感動です、、。伊之助好き同じなの嬉しいです！もう少し伊之助勉強してから作ろうかと思います！（笑） (2019年12月22日 23時) (レス) id: c93c578b7d (このIDを非表示/違反報告)
けー(プロフ) - この作品最近読み始めたのですが、すごく面白くて一気に読んじゃいました！めちゃくちゃすきです。もう少しで完結なのは少し寂しいですが、次の話も楽しみにしています！鬼滅の話も是非書いてください〜！私も伊之助大好きなのでうれしいです(o^^o) (2019年12月22日 1時) (レス) id: da4fc0faa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ | 作成日時：2019年4月6日 22時
