・ ページ30
深澤side
撮影中に知ったAのパニック。
すぐにでも傍に行きたかったけど、
俺一人のわがままで迷惑を掛ける訳にもいかず、
少しでも早く終われるように集中した。
そして何とか撮影が終わり最終チェックをしてる時に来た目黒と
3人で走って楽屋へ戻りドアを開ければ、
佐久間の隣で翔太に両手を繋がれたAの姿が目に入る。
俺は急いで駆け寄り、声を掛けた。
パニックを起こしたAは
さっき目黒が言っていた通り幻聴が聞こえてるみたいで、
しきりに手を耳へ持っていく。
それがただ塞ぐだけなら
気が済むまでやらせてやればいいんだけど、、、
Aの場合は、爪を立てて耳を引っ掻いちゃうから
放っておく訳にはいかない。
実際、過去に耳を引っ掻きすぎて
血だらけになったこともあるくらいだからね。
それを翔太は覚えてたみたいで、
ずっと手を握っててくれたらしい。
その後もしばらくパニックは続き、
落ち着いたのは俺が帰ってきてから15分程経った頃だった。
まぁ、正確には落ち着いたと言うより、
体力が尽きたって感じなんだけど、、、。
だんだん静かになり、呼吸も落ち着いてきて、
今は俺の腕の中で寝そう。
貴「ﾋｯｸﾋｯｸﾋｯｸ、、はぁ、涙」
深「疲れたねぇ〜？ ここにいるから寝ちゃいな。」(トントン
と、手で目を覆い視界を遮る。
阿「ちょっと電気消そうか？」
深「大丈夫だよ。 もう半分くらい寝てるし。」
そのままぐっすり眠りに入ったAをソファに寝かせ、
しばらく傍で様子を見ることにした。
こんなに大きなパニックは久しぶりだったから、
俺も焦ったけど、何とか薬も使わず収まってくれて一安心。
パニックを起こしてるAはまるで別人のようで、
見てて心が痛むけど、
過去と戦ってる証拠だから、
俺は逃げずに傍にいると決めたんだ。
────────
Hana様。
リクエストありがとうございました♡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mai(プロフ) - えむさん» わかりました！よろしくお願いします🙇 (2022年8月30日 5時) (
レス) id: 7ea359306a (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - maiさん» mai様。「深澤兄妹2」の方でも同じリクエスト下さいましたよね、、？次にそのリクエストを書かせて頂く予定です！遅くなってしまい申し訳ございません。 (2022年8月29日 23時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - Hanaさん» Hana様。 2度目のリクエストありがとうございます！リクエスト了解しました。順に書かせて頂きますね！ (2022年8月29日 23時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 琉衣さん» 感想ありがとうございます！ご期待に添えて良かったです！！ (2022年8月29日 23時) (レス) id: cc49bafab3 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - こんばんは！リクエスト失礼します。ふっかさんが女性とお話しされてる所に出くわしちゃって嫉妬しちゃう妹ちゃんが見たいです。検討よろしくお願いします！ (2022年8月29日 22時) (レス) @page44 id: 7ea359306a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむ | 作成日時：2022年7月16日 0時
