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『無惨坊っちゃんと俺』十一 ページ11

そしてやっと帰れた二日後
その日は満月で夜に忍びこみ驚かせてやろうと思って屋敷に来た。
だけど屋敷から血の鉄臭い匂いが漂ってきた。ゆっくりと中に入る戸を開けた瞬間ごとりと転がる生首。血がボタボタと天井から落ちる。血が流れている辺りまだ新しい…と思う。

『ッ…ぁ!無惨君!!無惨君!!!』

無惨君は無事なのだろうか。急いで無惨君の部屋に走る。歩いていく度に人が倒れている。
血溜まりに足を取られない用に歩いて居たんだが何かに躓き顔面から血溜まりにダイブする。

血は生臭く鉄臭い。口の中に少し入ったようで鉄の味がする。何に躓いたかなんて気にしてられない。無惨君!と扉を勢い良く開ける。そこには死体と血に濡れ、こんもりと膨らんでる布団が合った

俺はそこら辺に倒れてる医者らしきものを避け膨らんでる布団の元に歩いて行った。

『無惨君。どうし、うぁっ!』

また、出会ったときの用に足を捕まれ布団の中に引きずり込まれる。
真っ暗な布団の中は鉄の匂いだけが充満していた。
粗い息の音が聞こえ無惨君のトレードマークの朱殷色の瞳だけが真っ暗な布団の中で光っていた。

『無惨君?』

「…A、A!!」

『へいへいどうした。』

動揺する無惨君を抱き締める。
そして子供の用にしゃっくりを上げポツリポツリと話して行く。

無惨君の話は、俺が出ていった後にその医者は来たらしい。
そして俺の事を役立たずとやら口酷く罵ったらしい。無惨君はそれが許せなくて気付いたら医者を殺していた。それを他の使用人が見付け人を呼ぼうとしていたらしく言われたら私が終わってしまうとまた殺し、殺し、そして熱が冷めた頃には屋敷中の人を殺していたらしい。

「、ぅ…A……!こんな、私を殺してくれ、もう駄目なんだ、人を見ると美味しそうに見えてしまって…」

『ん?嫌だ。』

「こんな時にふざけてる場合か」

『ちょ鏡舌ではないか。人を見ると美味しそう?かっこ性的に???』

「ふざけてる場合か」

『まぁ、いいやちょっとでいいよ初めて食う人間は俺でよし』

がばりと腕を無惨君の口に突っ込むかじらせる。

「………ぁ、に、げてくれ」

と俺を押し倒す。ここで可愛いヒロインだったら『お願い、戻って!』とか『いいよ…このまま食べて…(はぁと)』だが俺だ!

『これでも食って腹を埋めとけ』

近くの遺体を掴み無惨の口に突っ込む。
その遺体に夢中になってるうちにそそくさと押し入れに逃げ込む。
ぐちゃあとかねちゃあとか聞こえる。

『無惨君と俺』十二→←『無惨坊っちゃんと俺』十



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おむれつとおむらいすのちがいをきのうしったたかつきさん - いやめっちゃ草。ほんとに草。らくに筋トレできちゃいますねしっくすぱっとだうひゃぁ (2020年2月3日 17時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
かさかさスライム(プロフ) - ひゃーーーーーー最高の作品に出会ってしまったーーーーーー!!すきー!!! (2019年11月14日 19時) (レス) id: 28225f04e1 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わわわ、髪紐持ってっちゃった…!たんじろ逃げて、超逃げて!!! (2019年11月12日 20時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - え、好きです(((( 無惨様とずっと居られるなんて幸せすぎですね!とても好きな作品です!!応援してます!!他の作品も読んでみます! (2019年11月12日 18時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - ママって呼びたくなりました(( (2019年11月11日 17時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年11月6日 17時

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